【使い道】児童手当は貯金や教育費?みんなどうしてる?NISAで投資はあり?

赤ちゃんとお金お金の知識

少子化問題の対策の1つである児童手当。

この児童手当、使い道は自由なお金ですが、みなさんはどのように使っているのでしょうか?

最近ではNISAを利用する人も増えていて、単に貯金するだけの時代でもなくなってきました。

児童手当の使い道を考えていきたいと思います。

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児童手当の使い道

平成24年(2012年)の話なので少し古いデータではあるのですが、厚生労働省が児童手当の使い道のアンケートをしています。

外部リンク 「平成24年児童手当の使途等に係る調査」の結果を公表

これによると、平成24年6月から9月までの4か月分の児童手当の主な使い道は以下の通りです。

子供の教育費:27.4%(9,341円)
子供のための貯金・保険:22.4%(7,635円)
家庭の生活費:19.7%(6,703円)
 ※支給額の全体平均は34,072円 

全部使ってしまう家庭もあれば、半分使って半分貯金して・・・みたいな家庭もあると思います。ただ、意外と貯金とか保険の割合は少なく、実際もらったらすぐ使ってしまう家庭が多いようですね。

これは2012年の結果ですが、当時からそれくらい生活が大変な家庭が多かったのかもしれません。一方で、結局子育てにかかるお金の全体からしたら全然足りませんよね。

そのせいか、児童手当を投資に回して時間をかけて増やしている人もいるようです。そんな上手くいくものなのか、見ていきたいと思います。

児童手当はNISAで積み立て投資が良い?

アンケートから10年ほど経った2023年現在は、特に20代~30代の間で積み立て投資が広まっているそうです。ネットを見ていると、児童手当を積み立て投資しているという話も聞きますね。

児童手当は15歳で終わってしまいますが、そのまま成人や就職まで運用して子供に渡したりする計画が多いようです。結局お金がたくさん必要なのは大学生の頃なので、そこまでは手をつけずにおこうという作戦ですかね。投資期間が長いほど成功率が上がるので、これは良い作戦だと思います。

実際積み立て投資した場合にどのくらいの金額になるのでしょうか。

0歳から成人まで積み立て投資した場合の結果

それでは子供が産まれてから成人まで積み立て投資をした場合の計算をしてみましょう。

今回はあくまで簡易的なシミュレーションということで、一般的に言われている株式の平均リターン7%から、低めに見積もって半分の3.5%で計算してみます。NISAの前提で税金は非課税とします。

まずは15000円もらえる0歳~2歳の期間です。15000円×3年分ですね。

3歳ちょうどの時点で、569727円になります!

普通に貯金していた場合はほぼ増えないので540000円です。3歳時点で3万円くらい増えてますね。

そのまま続けて、児童手当が終わる15歳になるとどうでしょうか。

15歳ちょうどの時点で、2646426円になります!264万円です!

普通に貯金していた場合はほぼ増えないので1980000円です。

つまり・・・15歳時点で66万円くらい増えるこということになります。なかなかすごいですね!

そして児童手当が止まった後もそのまま運用すると・・・20歳で3143377円になります!

普通に預金した場合と、積み立て投資した場合でグラフにするとこうなります。

こうしてみると、単純に銀行に預けておくだけでも200万円ちかくになるので、けっこうな金額です。児童手当は15年で終わるので、預金の場合はそこから増えませんが、投資の場合は増え続けています。

しかもこれ、投資リターンは平均の半分で計算してますから実際はもっと増えている可能性が高いです。

今回は支給金額を全部投資していますが、例えば半分は使って半分は投資するというのもアリだと思います。その辺は各家庭の都合で上手くやりましょう。

過去最悪の経済状態だったらどうなる?

平均で言えば儲かるのは分かりましたね。

ただ、あくまで平均の話です。シン・リーマンショックとか世界大恐慌とかきたら大損するかもしれません。実際に今から50年ほど前の1970年頃は「株式の死」と呼ばれし時代で、株は全然儲からない地獄の時代だったのです。数字で言えばリーマンショックやコロナよりもヤバイ伝説の時代です。

もしこの先にそういう地獄の時代がきた場合はどうなるのか、「株式の死」が再来した場合で計算してみました。1960年~1980年の米国株式のデータを適用します。

結果は・・・

「株式の死」こえぇぇぇぇ!

ギリギリ預金に勝ちましたが、途中経過は怖いですね・・・上がったり下がったりしてなんとか生き残った感があります・・・。13年目~15年目あたりなんかは220万円から150万円まで下がってます。投資するということは、こういう荒波に藻まれる可能性があるということです。

ま、まぁ 「株式の死」 になってもギリ大丈夫ということは分かりました。

まとめ

それではまとめです。

  • 児童手当は教育費や生活費に使っている人が多い
  • 最近は積み立て投資している人もいる
  • 20年間すべて積み立て投資すると100万円くらい増える
  • 過去最悪レベルの不景気でも積み立て投資すれば数万円は増える

50年に1度の最悪レベルでもマイナスにはならないので、児童手当の使い道として積み立て投資をするのはアリだと思います。全額だと怖くても、手当の一部を投資というのも良いのではないでしょうか。

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