スマートフォンの本体価格は年々上昇を続けています。
スマホはキャンペーンも多く分割で買う人も多いので、結局トータルでどのくらい払っているのかよく分からない人も多いようですが、ざっくり言うとこの5年間で端末の価格は2倍にもなっているそうです。
確かに昔は最高クラスのスマホを買っていた人も、高いから少しランクの下がるスマホを買っていたり、iPhoneもseの人気があったりしますね。1つの端末を長く使うのも有効な作戦です。
が、長く端末を使うと起きるのが電池の消耗です。充電してもすぐなくなる・・・ってことが起きます。
今回は、スマホのバッテリーが消耗した時にスマホ本体を交換してくれるサービスのお話です。
交換してスマホを長く使う「トリカエスマ保証」とは
みなさんはスマホを買い替えるときはどんなタイミングですか?
これだけ値段が高くなると、気軽には買い替えられませんよね。ニューズドテック社によると、買い替えの理由の50%はバッテリー劣化なんだそうです。「最近電池の持ちが悪いな~機種変しようかな~」ってやつですね。
そんなわけで登場したのが「トリカエスマ保証」というサービスです。
外部リンクトリカエスマ保証
月額200円払ってサービスに加入すると、契約中にバッテリーの持ちが悪くなったらスマホを交換できるサービスになります。交換されるのは中古端末ではありますが、バッテリーの持ちが悪いということは既に相当使っているはずで、中古を中古と交換するようなものですね。
料金やサービスの内容によって2つのプランがあり、それぞれ下記のような内容です。
ベーシックプラン
- 月額200円
- バッテリー残量が79%以下となった場合に交換可能
- 破損、ひび割れなどがある端末は不可
- 交換後のスマホはそこそこ傷のある中古品
- 交換手数料は無料。送料750円のみ。
プレミアムプラン
- 月額500円
- いつでも好きな時に交換可能
- 破損、ひび割れなどがある端末は不可
- 交換後のスマホは目立つ傷のない中古品
- 交換手数料は3000円~9000円。
一言で言えば、交換してもらえるのなら見た目はあまり気にしない人はベーシックプラン、さすがに見た目も気にする人はプレミアムプランということになりそうですね。
それぞれのプランの細かい条件などは、トリカエスマ保証の公式サイトを確認してください。
機種変更するのもかなりのお金が必要なので、月200円でバッテリーが復活すると考えれば節約しつつスマホを使い続けることができる予感がします。
「トリカエスマ保証」 のメリット
それでは、実際問題使えそうなのか、まずはメリットをまとめます。
端末を長く使い節約できる。
機種変更するとそれなりのお金がかかります。一方、同じ端末をずっと使っていると電池の持ちはどうしても悪くなってしまいます。最近のスマホは性能が良いので性能は問題なくても、さすがに電池がないとお手上げです。
逆に言えば、電池さえ大丈夫なら相当長い期間使えるわけで、それだけお金を節約することができます。最新のスマホにこだわらない人には大きなメリットがあります。
いつでも加入できる
この手の補償サービスは、 スマホを買ったタイミングでしか加入できないことが多いです。そりゃそうですよね、そろそろ壊れそうですって時に加入してすぐ交換されたら普通は赤字になってしまいます。
ですが、 トリカエスマ保証はいつでも加入できます。最初はいらないと思っていても、使っているうちに必要になった場合にいつでもサービスに加入できるのは嬉しいですね。
「トリカエスマ保証」 のデメリット
次にデメリットです。
古い端末は端末メーカーやOSのサポートが切れる
このサービスを使うと、安価にスマホを使い続けることができます。一方で、スマホにはメーカーやOSのサポート期間があります。特に問題になるのはOSのサポート期間です。
OSサポートが切れると、セキュリティ対策がされなくなってしまうので、場合によってはスマホを攻撃されて情報を盗まれたり、データを破壊される可能性があります。いくら節約したいとは言っても、これでは意味がありません。
OSのサポートを長く保証してくれている端末を最初に買う必要があります。
端末が中古でありバッテリー以外の状態が分からない
交換されるのはあくまで中古の端末です。バッテリーの状態は良好なものに交換してもらえますが、それ以外の状態は分かりません。中古なので多少は傷もあるんだろうなぁ・・・と思いつつも、傷のつき方などは個人の好みもあります。
新品でないとダメ、少しでも傷があったらダメ、という人は素直に機種変更するしかないですね。
「トリカエスマ保証」 のお得な使い方
実際にサービスを使うとしたら、どんな使い方がお得でしょうか?
基本的にはバッテリーが怪しくなったら加入するのがセオリーになると思います。この場合はベーシックプランで十分です。月200円で、契約して3ヶ月後から交換できるので3ヶ月で600円、交換送料750円で合計1350円で交換できることになりますね。交換したら解約すればOK。最近はAndroidでもiPhoneでも電池の状態を確認できるので、80%に近付いたら契約すれば、3か月~半年くらいで80%を下回り交換できると思います。
ベーシックプランの場合、交換される端末はそれなりに傷のある中古品ということになっています。傷があるのは困るなぁ・・・と思うかもしれませんね。
ですが、電池の持ちが悪くなるまで使った自分のスマホだってそれなりに使い倒して傷があるはずです。今までだったら機種変更していたところをバッテリー交換して延命して節約するわけなので、多少の傷は目を瞑りつつ1350円で電池が復活するなら十分なのではないでしょうか。
「トリカエスマ保証」 を使う場合のオススメ機種
トリカエスマ保証は、ほとんどの機種で交換が可能のようです。しかし、デメリットの項でも挙げたとおり、OSのサポート期間が短い機種だと問題があるので、ここがポイントになります。
iPhone シリーズ
サポート期間で言うとiPhoneシリーズは安心です。iOSのサポートは5年となっていますし、機種によっては延長されて6年7年とサポートされたこともあります。5年もするとさすがに電池の持ちも悪くなりそうなので、3年目あたりで交換するとちょうどよさそうです。
問題は端末の値段です。最新のiPhoneは高いですし、seシリーズだと5年も使うと性能が厳しいので、節約という観点だといまひとつかもしれません。
Androidなら Google Pixel シリーズ
端末の価格を抑えたい場合はAndoroidになります。ただ、Andoroidはメーカーによってサポートもまちまちで、OSサポート期間が長いのは一部のメーカーに限られます。
安心なのはやはりAndoroidの純正端末であるGoogle Pixelシリーズです。 Google Pixel はOSのサポートは3年間、セキュリティサポートは5年間あります。
Google PixelはiPhoneと比べてとても安いので、節約という観点で間違いない端末です。
まとめ
それではまとめです。
- トリカエスマ保証はバッテリー交換サービス
- 電池の持ちが悪くなったら契約すれば1350円で端末を交換できる
- 長く使えば使うほど節約できるが、端末のサポート切れに注意
- 端末はサポート期間が長くて安いGoogle Pixelシリーズがおススメ
自分もバッテリーの調子が悪くなったら加入してみようかと思っています。