【メシウマ】株と先物で3000万円損して破産した理由・後編【8年ぶり2回目】

たくさんのお札資産運用

株とFXによる借金を抱えて2014年に始まったこのブログ。

幸いにもブログ運営が順調に進んだことで借金の返済に成功し、その後も資産を増やしていったのですが・・・。

結局また株に手を出して追加で1800万円ほど失うことに・・・。

絵に描いたようなギャンブル狂は果たしてどうなってしまうのでしょうか。

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コロナショック

借金返済から1800万円ほどを失い、これ以上の損失を避けるために少し相場から離れ、戦略を練り直していました。2019年から2020年が始まる頃のお話です。

この頃は米国を中心に世界の株価は絶好調。

ここらで暴落がきたら改めてインデックスを仕込もう・・・それでやり直せるはずだ。

そんなことを思っていると・・・

本当にきました。暴落が。世界を大きく変えることになるコロナの登場です。当初は市場への影響はあまりありませんでしたが、3月ごろになると様子が変わり、あっという間に暴落です。

これは千載一遇のチャンス・・・!

だったのですが、自分は何を考えたかというと、リーマンショックを思い出して「これは不景気が数年続くから、じっくり仕込むべき」と考えたのです。各国で色々なコロナ経済対策をしていましたが、これらもリーマンの時と同様に焼け石に水で株価は戻らないと思いました。

なので、3年くらいかけてじっくり仕込むペースでインデックス投資を始めたのです。

が、予想に反して株価はグングンと上がっていきます。そんな馬鹿な。

まだ全然仕込めていないのに・・・・リーマンの時はあれだけ対策に時間をかけても全然上がらなかったのに。

もちろん、今だから言える結果論ではあります。予想通り数年間の下落が続く世界線もあったのかもしれません。ただ、どちらにしろ暴落の時にタイミングよく仕込むなんてできるわけないんですね。それはインデックス投資でも同じことです。

なんだかんだ言っても、なんの能力もない人間は地道に積み立てするしかないんだなと思った出来事でした。

そして、特に損をしたわけではないのに、この機会損失をしたことで焦りが産まれてしまったのです。

銀の弾丸

コロナ後の株価上昇はお金を擦りすぎたことによるインフレが原因と言われています。難しいことはよく分かりませんが、株価だけでなく原油や金なども上昇しました。

自分の目にもそれは入ってきまして、特に注目したのは銀です。

金が上がるのは分かりますが、銀も相当に上昇しているのを見て思いました。銀は単に金に釣られているだけで、これは早々に値が戻るのでは・・・。

これを当てれば今までの損を取り返せるし、仕込み損ねた分の利益も取り戻せる・・・!

こう考え、以前キャッシュバック目当てに開設していたCFDに口座を開くことになるのでした。上がっている銀をショートすることで利益を得ようというわけです。

コロナ前の銀の価格は15ドル前後。コロナショックで12ドルまで下がりましたが、その後の数か月で30ドルに達しました。

これは30ドルを背にしてショートすればいける!

こう思ってショート主体で売買を始めます。結果的には30ドルを背にしてショートする戦略は大当たりで、2022年現在で振り返ると確かに何度か30ドル近くまで上がるものの、毎度落ちて今は20ドルを割っています。

さぞかし儲かっているだろうなあ・・・と思いきや、2020年から2021年で900万円ほど失うことになります。作戦は成功しているのに何故でしょうか・・・。

はい、単に待てなかったからです。

銀は上げ下げが激しいので、30ドル→22ドル→28ドル→24ドル→30ドルのような値動きをします。

つまり、レバレッジをほどほどにして、30ドルに近付いたら売り、20ドルに近付いたら買い・・・とすればそれで終わりなのですが、現実はそうもいきません。

まず、30ドルで売るのが難しい。

28ドルくらいで我慢できずに売ると、29.5ドルくらいまで上がってロストカットされます。一方、25ドルくらいで買うとそのまま23ドルまで下がりこれまたロストカット。レバレッジも高いので、数回ロストカットしただけでもう資産は半分以下になってしまいます。

気が付けば残り500万円。ここまでに既に2500万円を失いました。

いつの間にかブログのタイトルにもなっている2270万円を超えてしまっているよ・・・。2270万円を取り戻すために頑張ったけど、実は大人しく貯金しているだけで2270万円取り戻せたんだこれ・・・。

ガス爆発

2270万円を取り戻すために追加で2500万円を失ってしまったら・・・あなたならどうしますか?

はい、もちろん最後の大博打ですよね。

2021年は商品の価格がどんどん上昇し、原油や天然ガスが暴騰を始めます。最後の闘技場である商品先物へ参戦したのです。

2021年から2022年の商品先物の動きは、株や金銀などの比ではない値動きで、誇張なしに一晩で資産が数倍になる状況でした。それは逆に言えば、一夜にして退場するということも意味しています。

残りの玉である500万円の資産は運よく天然ガスの売買に成功し数日で950万円になりました。

いける・・・!これはいける・・・!

かつてない手ごたえを感じたのですが、同時に嫌な予感がしたのでしばらく売買を控えることになります。過去の経験上、利益を得たあとに調子に乗って痛い目に遭ってきたからです。

そこで起こったのがウクライナの件。

実際の進行前から商品価格は上昇していたのですが、自分は進行することはなく、価格は戻ると思ったのです。このご時世にあえて戦争をしかける国がどこにいるでしょうか。これは脅しだろうと。

上昇した価格が戻れば億り人も夢ではない・・・そんなことを考え、再び参戦してしまったのです。もちろん天然ガスのショートです。

あの状況でショートってバカなのか?

そう思う人がほとんどでしょう。

はい、その通りでした・・・。

15年の夢の終わりに

こうして、2022年に再びすべてを失いました。

変なことを考えずに貯金していればそれだけで資産3000万円。仮にインデックス投資していれば推定5000万円。

どうしてこうなってしまったのでしょうか・・・さすがに心が折れました。


最近、15年前に自分で書いた投資計画のファイルを開いたんです。

素人は欲張らずにインデックスファンドを20年買う

国内株式 30%
国内債券 10%
海外株式 40%
海外債券 20%

投資を始める前にはこんなに素晴らしい計画を立てていたのに、実際始めたら15年経ってむしろ酷くなっていますね。

俺は他人とは違うんだからこんな素人みたいなチマチマした投資をやってられるか!

でも違った。

投資で一番大切なのは忍耐で、インデック投資はなにより忍耐が必要な手法。それができない自分が裁量取引をして勝てようはずもない。


株式・・・為替・・・先物・・・魑魅魍魎渦巻く金融市場

その空気を吸うだけで僕は高く飛べると思っていたのかなあ・・・

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