長らくデフレが続く日本では、節約という言葉がよく聞こえてきます。
日本では贅沢することはあまり好ましくないという雰囲気がありますから、逆に節約というのは多方面でウケが良いようです。
それでいてお金も貯まっていけば良い事ばかりに見えますが、節約も方法を考えないと頑張ったわりにお金が手に入らない結果になってしまいます。
借金270万円を1年あまりで返済した経験から、正しい節約の仕方を紹介します。
節約というのはコツコツやってもダメ
節約というと、毎日コツコツ工夫をしてお金を貯めていくイメージがありませんか?
これは一見すると正しいように見え、努力している自分に酔うことができるので気分的にも満足感があります。
テレビでもネットでも節約の方法はたくさん提供されていますが、実際に効率が良いのでしょうか。
単純に考えて安い食材を求めてスーパーを回ったりするのは大変ですし、頑張って家計簿をつけてもお金がもらえるわけではありません。
幸せに暮らすためにお金を貯めたいのに、毎日苦しくて面倒な生活なんておかしいはずです。
毎日毎日頑張って頑張って数百円ずつ節約する人もいる一方で、数時間の頑張りで何十万円も節約している人もいます。
どうせ頑張るならたくさん節約できる方が嬉しいですよね。
毎日コツコツ努力すれば儲かるという単純な話ではないので、これを覚えておきましょう。
何にお金をたくさん使っているのかを理解することが重要
節約をする時には、大きなお金を狙うことが重要です。
例えば、1000円を900円に節約するには10%も減らす必要がありますが、10000円を9900円に節約するのは1%で良いのです。
つまり、元の金額が大きいものに対して節約を行うというのが鉄則です。
逆に言えば10円20円の節約のために努力するのは本末転倒です。
だから自分の家で何にどれだけお金を使っているのかを理解することが重要になります。
ということで家計簿をつけましょう!
・・・なんて野暮なことは言いません。
特別なお金持ち以外の庶民の場合には、どんな家庭でも支出の大きな要素はだいたい同じです。
家、保険、スマホです。
この3つを節約するだけで十分にお金を作り出すことができます。逆に、これ以外で節約をしても苦しいだけでたいしてお金は貯まりません。
住宅ローンの見直し
家は人生で一番の買い物と言われます。
家を買う場合でも借りる場合でも、住居費用というのは一生かかるので大金を使うことになります。
それでも、住む場所がないと困るのでお金がかかるのはしかたのないことですよね。節約のために狭い家に住むと言うのも本末転倒な話ですし・・・。
だからせめて住宅ローンの支払いくらいは最小限にしましょう。
賃貸派の人は狭い家と古い家とかで我慢するくらいしか節約方法はないので諦めましょう。
住宅ローンの見直しで数百万円節約!
住宅ローンの契約で重要なのは、金利をいくら払っているかです。
結論から言えば、2015年以前に住宅ローンを組んだ人は借り換えすべきです。
2016年にマイナス金利が導入されたため、住宅ローンの金利は物凄く下がりました。金利自体が下がったのはもちろん、各銀行の優遇金利も増えたので別世界になっています。
変動金利なんて0.5%とかですからね。数年で偉い違いになりました。
見直しの借り換えってなんだかよく分からないという人もいると思います。
そういう人でも、実際にどれだけお得になるかは銀行で計算してくれるので安心です。銀行側もお客さんを離そうとはしないので丁寧に説明してくれます。
数時間で百万円単位の節約になるので該当者は絶対にやるべきです。
おすすめの銀行 住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行は、このブログでも何度か紹介しているオススメの銀行です。
数ある銀行の中でも金利が圧倒的に安いです。2017年8月時点で変動金利は0.444%となっています。もはや書き間違いを疑うレベルです。
また、死亡した時のための団体信用生命保険だけでなく、どんな病気・ケガでも保障する全疾病保障が無料でついてきます。
返済中に亡くなった時はもちろん、なんらかの病気で仕事ができなくなった時にも住宅ローンがチャラになります。
疾病特約は他の銀行では別途お金がかかる場合がほとんどです。これが無料というのは滅多にないサービスなので、とにかく安くお得に住宅ローンを組みたい人にはオススメです。
住信SBIネット銀行は普段使う銀行としてもとても便利なので、どのくらいお得になるか確かめるだけでも申込みしておきましょう。
保険の見直し
住宅についで支出が大きいのが保険です。
自動車保険、死亡保険、医療保険など色々な保険がありますが、日本人の保険加入率は非常に高いです。
最近は若者は自動車を買わなくなったので自動車保険は加入数が下がってきていますが、死亡保険や医療保険は根強い人気です。
保険は一切不要というわけではありませんが、無駄に高い保険に入ってしまっている人が多いのでこれを見直すことで大きな節約が可能です。
必要な保険だけ契約する
保険に入る時に注意すべきことは、必要な保険だけに加入し、無駄な保険に入らないことです。
社会人になりたての独身の若者が1000万円の死亡保険に入る必要はありませんし、医療費がかからない日本では医療保険の必要性も低いです。
そもそも、ある程度貯金があるなら保険に入る必要はありません。
貯金で対応できない金額になるのは自動車事故くらいなものなので、真に必要なのは自動車保険だけです(事故を起こしたら何億円も払うこともあるからです)。
自分の生活や人生プランを考えて、必要な分の保険になるように見直しをすることが重要です。
これだけで毎月何千円も節約することができます。
自分でできなければ保険の相談窓口へ
見直しは自分でやるのが一番良いです。
自分の生活や人生なので、この先どのくらいお金がかかるかはある程度計算することができます。
基本的には今の生活費から考えれば良いですし、ネットで調べれば結婚や子供にかかる費用なども分かります。
ただ、自分で調べるのは面倒くさい・・・という人もいるでしょう。
そういう人は相談窓口を使うのも手です。
相談窓口に行くと、人生プランを考えて必要な金額を計算したり、足りないお金をどんな保険で補填していくのかを一緒にやってくれるからです。
相談先は大手ならどこでも大差ないと思いますが、個人的には「保険マンモス」さんをオススメしています。
相談に行っても契約などの手続きはすぐにする必要はないので、何が無駄なのかを把握するためにも行ってみると良いでしょう。
スマホの契約変更
スマホは今や生活には欠かせない道具になっています。
つい10年前までは存在しなかった支出ですが、毎月の料金を計算すると物凄くお金かかるんです。
株式会社MM総研の調査によると、大手通信会社(ドコモ・au・ソフトバンク)のスマートフォン利用者の平均月額利用料金6353円だそうです。
つまり、1年間で76000円にもなります。家族4人だったら1年間で30万円もかかっているんです!!!
10年で300万円ですよ?!
節約のために格安SIMのサービスを検討しよう
そんな高い高いスマホの料金ですが、最近では格安SIM(格安スマホ)のサービスを利用する人が急増しています。
利用は簡単で、安いからです。
速度が遅いとかサポートが受けられないという話もありますが、それはちゃんとした会社を選ぶことで解決できます。
何も考えずに会社を選ぶと失敗するというだけで、正しく会社を選べば問題はありません。
初めてスマホを使う場合にはオススメしにくいですが、ある程度スマホを使っている人であれば料金優先で格安SIMにすべきだと思います。
UQモバイルに変更すれば年間22万円お得に!!
格安SIMは初めてだから不安・・・なんて人には「UQモバイル」がおすすめです。
UQモバイルはauのサブブランドになります。
最近はテレビCMもよくやっていますが、auの後ろ盾があるので大手じゃないと不安な人でも安心です。
特長は格安系サービスの中でも「速度が安定していること」と、「大手会社と同等のプランが月々1980円」ということでしょう。
速度に関しては非常に定評があり、地域によってはドコモやauやソフトバンクといった大手会社を上回る速度をたたき出すこともあるようです。
また、月々1980円でスマホが使え、家族なら月々1480円でスマホが使えます。あれこれサービスに加入する必要もありません。
例えば、ドコモでスマホを使っている家族4人で契約変更すると、年間で22万円もお得になります。ドコモを解約する時に解約手数料かかりますが、それ以上に節約できるので余裕でプラスになります。
ネットで申し込むこともできますが、ヤマダ電機などの申込みカウンターで対面で申し込むことも可能なのでサポートも安心です。
本気で節約したいと思っているのであれば、一刻も早く「UQモバイル」へ契約変更してください。
小さな節約を100個やるよりも、大きな節約を1個無やる方が楽
お金と言うのは、楽しく幸せに暮らすために必要なものです。
それなのに、苦しい節約をやり続けるなんて本末転倒な話です。
節約するために生きているわけではないので、色んな節約をたくさんやるよりも大きな節約を少しだけやることをオススメします。
正しい節約をすることで、少しの努力で大金が手に入るのです。
それを忘れないでください。
まとめ
それではまとめです。
- 節約はコツコツ努力してもダメ
- 節約は、家・保険・スマホで狙おう
- 2015年以前に住宅ローンを組んだ人は借り換えすべき
- 自分の生活や人生プランを考えて、必要な分だけ保険に入る
- 「UQモバイル」へ契約変更してスマホ代を大幅に節約する
節約を頑張っているのになかなかお金が貯まらない人は、正しく節約できているかを振り返ってみましょう。
節約が苦しいと感じたら、その節約方法は間違っています。