スマホを使いたいと思った時にはどこかの通信会社と契約をすることになります。
ドコモやソフトバンクなどの大手はサポート厚めで料金が高く、格安スマホ(格安SIM)はサポートはそれなりで料金が安いです。
ある程度スマホの知識があるのであれば、迷いなく格安スマホを選択するべきです。とにかく料金が安いですからね。
一方で、スマホにはあまり詳しくないので高いけどドコモで我慢している・・・という人もいるでしょう。
今回は、2017年6月からドコモが始めた「ドコモwith」を最高にお得に使う方法を紹介します。
目次
ドコモwithとは
「ドコモwith」とは、「特定の機種を選ぶと次の機種変更までの間は永久に利用料金が毎月1500円割引になるサービス」です。
現在の対象機種は、「arrows Be F-05J」と「Galaxy Feel SC-04J」の2つです。
どのくらいお得なのかというと・・・
例えば、1人でドコモのスマホを使っている場合は、カケホーダイライトとデータSパックとSPモードを利用している人が多いと思います(通話は5分以内定額・通信は2GB)。
この場合の料金は、1700円+3500円+300円=5500円です。
ドコモwith対象のスマホを使っていると、ここから1500円が割引されます。
つまり、毎月4000円になるということです。
問題は、対象機種が限られているということです。iPhoneとかは対象ではないということです。
ドコモwithは何故安くできるのか
ドコモwithは何故毎月1500円の割引ができるのでしょうか。
主な理由は、ドコモwith対象のスマホ端末に端末購入割引がないことです。
ドコモなど大手のスマホを契約したり機種変更したりするときには、実質○円という言葉をよく聞くと思います。これは、月々サポートという端末購入割引をふまえた価格を指しています。
本体45000円-月々サポート1280×24回=実質14280円
みたいな感じですね。
ドコモwithにはこの月々サポートはありません。その代わりに永久に1500円割引しているのです。
永久にとは言っても多くの人が2年くらいで機種変更しますからそんなに赤字にもならないってことですね。
逆に言えば、あまり機種変更せずに1つのスマホを長く使う人にとっては文字通り永久に割引が続くというワケです。
ドコモwithは1つのスマホを長く使う人には良い料金プラン
ドコモwithは長く使えば使うほどお得になりますが、どのくらいの期間使えばお得なのでしょうか。
ドコモwith対象である「arrows Be F-05J」と、良く似た「AQUOS EVER SH-02J」を比べてみましょう。
契約内容は、カケホーダイライト・データSパック・SPモードとします。この契約で月々の料金は5500円です。
まずは条件を並べてみます。こうしてみると、ドコモwith対象と対象外とで割引のタイプが違うことがよく分かりますね。
機種 | F-05J | SH-02J |
---|---|---|
ドコモwith | 対象 | 対象外 |
月額料金 | 5500円 | 5500円 |
ドコモwith 月額料金割引 |
-1500円 | 0円 |
端末代金 | 28512円 | 32400円 |
端末割引 | 0円 | -26568円 |
同じタイミングで契約したとして、1年後の支払総額はどうなっているでしょうか。
まずはF-05Jです。
月額料金(5500-1500)×12か月+端末代金28512円=76512円
次にSH-02Jです。
月額料金5500×12か月+端末代金32400円-26568円=71832円
1年後だとドコモwithではないSH-02Jの方が安いですね。
2年目以降はどうなるかというと・・・
機種 | F-05J | SH-02J | 差額 |
---|---|---|---|
2年後 | 124512円 | 137832円 | -13320円 |
3年後 | 172512円 | 203832円 | -31320円 |
4年後 | 220512円 | 269832円 | -49320円 |
ドコモwithは2年後、3年後と使うにつれてどんどんお得になっていきます。
1つのスマホを長く大切に使う人にはとても良いプランであることが分かりますね。
デメリットは機種変更できる対象スマホが限られること
長くスマホを使う人はお得なプランであることが分かりましたが、それでも何年かに一度は機種変更をすることになると思います。
ドコモwithは対象機種が限られているため、対象外のスマホに機種変更してしまうとそこで割引は終了してしまいます。
特にスマホにこだわりがない人であれば対象機種から選択すれば良いのですが、あまり使わないので少しでも安いスマホにしたい人や、もっと高機能なスマホを使いたい人には困りますね。
これがドコモwithの最大の弱点と言えます。
自分でスマホを買えばどんなスマホでも永久に1500円割引は継続される
このドコモwithの弱点も、実は解消する方法があります。
そもそもスマホというのは、別にドコモで機種変更しなければならないわけではありません。
いわゆる格安スマホのようなSIMフリーのスマホを買えば、ドコモで機種変更をしなくて済むので永久にドコモwithの割引を受けられます。
iPhoneやXperiaなどの人気端末もSIMフリー版を買えばドコモwithを維持できます。
iPhoneならApple Storeで買えますし、他にも色々なスマホをAmazonやヤマダ電機などで普通に購入できます。
割引がなくなってしまうドコモで機種変更しなくても、スマホの機種変更はできるということなのです。
ドコモwithと格安スマホの組み合わせは最高のコストパフォーマンス
自分で好きなスマホを選べるとなると、選択肢はグッと広がります。
安いスマホは1~2万円程度で購入できるので、スマホ料金を節約したい人にとってはドコモwithは素晴らしいサービスとなるのです。
実際に比較してみましょう。
契約内容は、カケホーダイライト・データSパック・SPモードとします。この契約で月々の料金は5500円です。
自分で格安スマホを買うのでドコモwithの契約はそのまま継続になります。
機種 | F-05J | 格安スマホ |
---|---|---|
ドコモwith | 対象 | 対象 |
月額料金 | 5500円 | 5500円 |
ドコモwith 月額料金割引 |
-1500円 | -1500円 |
端末代金 | 28512円 | 15000円 |
端末割引 | 0円 | 0円 |
今回は3年に1回スマホを機種変更する使い方で計算してみます。
機種 | F-05J | SH-02J | 差額 |
---|---|---|---|
5年後 | 297024円 | 270000円 | -27024円 |
10年後 | 594048円 | 540000円 | -54048円 |
スマホの端末代金が安くなっているので、10年間の総額となると5万円も支払が減りました。
ちなみに、ドコモwithを使わないで普通にドコモを利用する場合は10年間で約68万円になります。
ドコモwithと格安スマホの組み合わせの破壊力がよく分かりますね。
まとめ
それではまとめです。
- ドコモwith対象機種は永久に毎月1500円割引
- 端末割引はないが1つのスマホを長く使う人にはお得
- 自分でSIMフリーのスマホを買えば機種変更しても割引が続く
- ドコモwithと格安スマホを組み合わせると大きな節約になる!
ドコモなどの大手携帯会社はあまり大幅な割引はしてきませんでしたが、今回のドコモwithはかなり節約になりそうですね。
自分で好きなスマホを選べるというのも大きなポイントになっていると思います。