ビール券というと、新聞屋さんから調達するイメージがありますが、実際そんなに見たことってないんですよね。少なくとも今のところ家にはありません。
お祝とか贈り物として使う感じになるのでしょうか。
最近は若者がお酒を飲まなくなってきているとか聞いたことがあるので、それも原因なのかも?
そんな風に絶滅危惧種的に思っていたのですが、この記事。
「埋蔵」ビール券679億円=05年以降は有効期限も-早め使用呼び掛け・業界団体
使われないまま家庭内で保有されているビール券が、1世帯当たり平均約15枚あることが全国酒販協同組合連合会(東京)の調査で分かった。4世帯に1軒でストックされており、「埋蔵」状態の総額は推計約679億円。
ほんまかいな。
貯め込んでる人は貯め込んでるってことなんですかね。
まぁでもビール券だからお酒飲まない人には使い道なしなのかな・・・と思って気になったので、そもそもビール券とはなんなのかを調べてみました。
調べてみると、実は意外と色々使えることが分かりました。
600億も余っているならどんどん使って経済を活性化してしてほしいところですね。
ビール券とは
そもそもビール券とはなんなのでしょうか。
公式サイトによれば、「券面表記の商品とお引き換えいただける商品券です。」とのことです。いろいろなタイプがあって、それぞれ相応の商品と交換できる仕組みのようですね。
不足分は残金を払えば買えるので、単純に商品券と考えていればよさそうです。
ただ、「びん633ml 2本」とか「缶350ml 2缶」とか商品単位で表記されているので、価値がよくわかりませんね。
そもそも、お店によって多少値段が違うような気がします・・・。
ビール券の金額の確認方法
調べてみたところ、ビール券に書いてある番号が金額を示していることがわかりました。
ビール券の左下にある「A-20-0724」 とか「K-6-0494」とかですね。
この末尾の数字が引き換えできる金額となっています。
この例でいくと724円と494円の商品券ってことです。
お酒は比較的値段がするので、ビール券の値段もそこそこって感じですね。
注意しなければいけないのはお釣りはでないことなのですが、実際にはおつりがもらえるお店もあります。
無難にいくならビール券と同じか高いものを買うようにする必要があります。
ビール券の使い道
価値がわかったところで使い道です。
ビール券という名前なので、お酒類にしか使えないように感じますが、実際にはお酒を売ってるお店なら他の物と一緒でも買えてしまいます。
つまり、ビール1本とおつまみを買うということもできるわけです。
さらに、お店によってはお酒を買わなくても普通に現金の代わりにも使えてしまう場合もあるとのこと。
また、同時に何枚も使えるようです。
例えば494円の券を10枚持っていれば4940円の買い物ができるということです。
こうなってくるともはや現金みたいなものなので、お酒以外も変えるお店を探して有効に使いたくなります。
というわけで調べてみました。
ビール券が使えるお店
まずは酒屋さんです。ビール券を発行している全酒協傘下のお店にある商品はお酒以外でも商品券として使えます。
また、お酒を扱っているスーパーやコンビニでも使えます。
ただし、お酒のみしか使えないのか、お酒+その他商品で使えるのか、お酒なしで普通の商品のみでも使えるのかは店舗によって異なるようです。家の近くのコンビニで使えるのかを確認するのが第一歩ですね。
近くのコンビニで聞いてみたところ、「タバコ以外ならなんでもいいですよ」との返答でした。あっさりすぎて何故タバコがダメなのかは聞きそびれましたが、とにかく普通に使えるということはわかりました。
ちなみに、ホテルチェーンの「東横イン」では、ビール券、図書券、お米券などで宿泊代を払えるそうです。これも額面で使えるそうなので、出張のあるサラリーマンの方には良いかもしれませんね。
金券ショップで売れるのか
最後に定番の金券ショップです。現金になるならこれが一番良いですからね。
ということで調べてみました。
ビール券724円 ⇒719円で買い取り
ビール券494円 ⇒488円で買い取り
ご覧の通り、現金に換えてもほとんど価値が変わりません。
ただし有効期限が1年以上あるものでないと買い取ってくれないお店が多いようです。
また、当たり前ですが新しいものは買い取り価格が高くて、古いものは安くなっていくみたいですね。
近所で使えるお店がない人は金券ショップがよさそうですね。
あとは・・・もらったら即換金しましょう。
ビール券で節約できるのか?
最後にビール券で節約できるかですね。
結論からいくと、節約できるほど安く手に入れる方法が見つかりませんでした・・・。
金券ショップでもビール券を取り扱っており、少し安くは買えるのですが、もともと贈呈用なので購入価格と使用価格に差があるのです。
具体的には
724円の券は784円で販売、494円の券は539円で販売されています。販売価格が高めなので、金券ショップで少し安く買ったところで結局マイナスなんです。
よって、ビール券は節約向けの金券ではありません。
そもそも、既に大手のビール会社はビール券の発行をしていないようで、手にれること自体が難しいのだと思います。
たまたま手にいれた場合には、近所のスーパーなどで使ってしまうのが良いでしょう。
まとめ
ということで、今回はビール券を紹介してみました。
- 金額は左下の番号を確認するべし!
- お酒以外も使えるので近くのスーパー・コンビニで確認すべし!
- もらってすぐに金券ショップで売るべし!
- 節約は期待しないでおくべし!
正直言って我が家では別に節約にはなりませんが、タンスの肥やしになっている方はこの機会に処分してみてはいかがでしょうか。放置しておくともったいないですしね。