最近では小学生以下の子供でもケータイやスマホを持っています。
持たせる理由は色々あるとは思いますが、親としてはやはり緊急時の連絡手段や行動の安全面を思ってというのは大きそうです。
色々心配だけれど常に見ているわけにもいかないし・・・。
なんていう声に対して「みまもりケータイ」や「ドコッチ」などが販売されていますが、2016年3月にauから「mamorinoWatch(マモリーノウォッチ)」が販売されます。
これまでの製品やサービスとどう違うのでしょうか。
この端末の価格や利用料金、メリットデメリットをまとめてみました。
mamorinoWatch(マモリーノウォッチ)とは
マモリーノウォッチはauが発売する腕時計型のスマホ、いわゆるスマートウォッチです。
腕時計型の端末に液晶ディスプレイがついており、スマホのようにタッチパネルで操作することができます。
子供に身につけさせておけばイザという時にも連絡を取ることができる優れもの。陰ながら子供をサポートすることができます。
腕時計のように子供の腕につけておいても良いですし、鞄やランドセルにつけておくこともできます。ケータイやスマホと違ってどこかに置きっぱなしにしてしまう心配もありません。
具体的な機能を見ていきましょう。
主な機能
子供向けの端末になりますので、特に防犯面を重視して色々な機能が搭載されています。
通話機能
腕時計型の端末ですが、普通のスマホのように通話機能も備えています。
実はドコモからドコッチという腕時計型端末が発売されていますが、あちらは通話ができません。親子のやりとりという意味ではマモリーノに軍配があがります。
腕時計に話しかけて通話というのは未来っぽくて子供には楽しいかもしれませんね。
SMS(ショートメッセージ)機能
通話だけでなく、メッセージのやりとりも可能です。
腕につけるものなので画面が小さくて文字を入力するのは難しそうですが、定型文が用意されていてそれを選ぶ方式も用意されています。
少し面倒そうなので基本的には通話で連絡になりそうな気もしますね。
音声認識機能
スマホと同じように音声認識もしてくれます。
予め登録しておくと、腕時計に話しかけるだけで母親に電話したりすることもできるようです。
子供は適応力が高いのでタッチパネルでもすぐ覚えそうですが、音声認識もあるとより簡単に使えそうですね。
防犯ブザー機能
子供向けの防犯としては必須とも言える防犯ブザー機能も搭載しています。
防犯ブザーを鳴らすと、アラームが鳴り響くだけでなく、あらかじめ設定した緊急連絡先に電話をかけてくれるのですぐに連絡をとることができます。
また、自動的に居場所も通知してくれるので子供の状況がすぐに分かります。
防水(IPX5/7)防塵(IP5X)耐衝撃
本体は子供が乱暴に扱っても壊れないように頑丈にできています。
子供はスマホを持たせても落としたり投げたりして壊してしまう可能性もあります。やはり頑丈であればあるほどよさそうですね。
歩きウォッチ防止機能
最近は歩きスマホが社会問題化してますよね。
このマモリーノには、歩きながらだと操作できない機能が搭載されています。操作に夢中になって子供が道路に飛び出したり・・・なんていう事故を防いでくれます。
歩きスマホは大人でも危険なので子供が真似しないように注意しないといけませんね。
安心ナビとはなれたアラーム
マモリーノは子供用ですが、両親のスマホと連動することもできます。
両親のスマホからはいつでもマモリーノの現在地が分かりますし、距離が離れると通知してくれるサービスもあるようです。これで迷子の心配もありません。
端末価格と月額利用料金
腕時計型とはいえスマホみたいなものなので、端末は購入が必要ですし、毎月利用するための料金もかかります。
端末の料金は38772円です。
新規契約or他社からの乗り換えだと1077円×36か月の割引がもらえるので、最終的には0円になります(いわゆる実質0円というヤツです)。
機種変更だと657円×36か月の割引になるので、最終的には23652円となります。
多くの人は子供のために新しく新規契約すると思うので、36か月使うなら端末代は0円と思って良さそうです。
契約プランとしては、月々の基本料998円の「mamorino Watchプラン」が提供されるようです。ただしこれはいわゆる2年縛りです。
2年縛りがないプランだと月々1996円となります。
このプランは、家族間は国内通話・SMSが24時間無料で利用できるほか、家族以外のau携帯電話宛の通話も1時~21時までは無料となっています。
家族以外との連絡にはあんまり使わないでしょうから子供用としては十分ですね。
それでは最後にメリットとデメリットです。
メリット
特に普通のケータイやスマホと異なる点を中心にメリットを挙げてみます。
落としたり忘れたりする可能性が低い
最大にして最高のメリットはこれだと思います。
普通のスマホやみまもりケータイはあくまで持ち歩くものなので、紛失する可能性は捨てきれません。落とさないように鞄につなげていたとしても、鞄ごと忘れちゃうこともありそうですしね。
やはり腕時計端末との相性はバツグンです。
腕時計型だが会話することができる
以前書いた「ドコッチ」のように、これまでも腕時計型の端末は存在しました。
しかし、メッセージのやりとりはできたものの通話はできなかったのです。「マモリーノ」は通話もできるのでより子供の様子が分かります。
特にイザという時は会話ができるというのは心強いと思います。
【参考】>>価格や料金は?ドコモの腕時計端末ドコッチのメリットデメリット
デメリット
ドコッチの記事の時にも書いたのですが、この手の子供向け端末はあんまりデメリットがないんですよね。
やはり最大のポイントは「子供が毎日着けてくれるか」だと思います。無理につけろと言ってもつけてくれないと思いますので、毎日身に着けるように上手く促す必要がありそうです。
しっかりと子供と対話して理解してもらわないといけませんね。
まとめ
それではまとめです。
- マモリーノは子供用のスマートウォッチ
- 時計型だが通話もできる
- 両親のスマホと連動が可能
- 端末料金は新規契約で36か月使えば実質0円
- 料金は998円/月(2年縛り)
- 腕時計型なので紛失しにくい
我が家はまだ子供はいませんが、子供できたら検討してみたいサービスです。
スマートウォッチは大人が使うにはイマイチな気もしていますが、子供には相性が良いと思います。