過去の記事を見てもらうと分かる通り、自分はガラケーを使い続けています。
今はタブレットも併用して2台持ちですが、今のところガラケーを解約するつもりはありません。
一方で、ガラケーもスマホと同じように色んな会社がサービスを提供しています。まぁ大手三社が中心ですが、一応選択肢はあるということです。
ガラケーを使う場合にはどこの会社にすべきなのかをまとめてみました。
目次
スマホ時代にガラケーを使うべき人とは?
そもそも、現在の大スマホ時代にガラケーを使うのってアリなんでしょうか?
まずはガラケーを使うべき人を振り返ってみましょう。使い方によってはガラケーではなくスマホにした方が良い場合もありますからね。
電話はよくするが、ネットは家で使う。LINEなどもあまりやらない。
電話はするけどネットはしないタイプです。
これは分かりやすいタイプですが、言うまでもなくガラケーが良いですよね。
ネットは家でするしLINEもやらないなら毎月高いお金を払ってスマホにする必要はありません。
ガラケーで十分であると言えます。
家族とはよく電話するが、それ以外で電話はあまり使わない。ネットやLINEなどはする。
次は、そこそこ電話はするしネットもLINEなどのアプリも使うタイプです。自分もこのタイプですね。
このタイプの場合、家族とよく電話するのでなんらかの手段で家族との電話代を安くしたいところです。また、ネットやLINEをするとなるとデータ通信はそれなりに発生します。
家族と電話をたくさんする場合には、ファミリー割引のように家族の通話が無料になるサービスがほしいところです。もちろん誰にでも定額になるカケホーダイでも良いですが、家族以外とはあまり電話しないならファミ割で十分でしょう。
また、データ通信に関しては料金の安い格安SIMを使いたいところです。ドコモやauはデータ通信料金がとても高いのでオススメできません。
以上から、電話とデータ通信の両方の料金を抑えるため、ガラケーと格安SIMの2台持ちがオススメになります。詳細は下記の記事をご覧ください。
【参考】>>スマホよりもガラケー&タブレット2台持ちがおすすめな理由
そもそも電話はほとんどしない。ネットやLINEはする。
最後はほとんど電話をしないタイプです。
最近だとこういう人も意外といるんじゃないですかね。LINEで全て連絡してますって人。
このパターンはガラケーを使う必要はありません。ネットやLINEをするのにガラケーは不向きだからです。ガラケー好きな自分でもオススメしないです。
ネットやLINEがメインで家族相手も含めて電話をほとんどしないのであれば格安スマホを1台契約するのがベストです。
ガラケーはどこの会社で契約するべき?
ということで、ガラケーにすべき人がどんな人なのかは分かりました。
あとはガラケーを使う会社の比較だけですね。
もともと毎月の料金は安いですが、できるだけお得に使える会社を選びたいものです。
タイミングによってはキャンペーン等もあって本当にお得かどうかはいつ契約するのかによって変わってしまうので、今回は基本的なサービスと料金を比較していきたいと思います。
なお、あくまでガラケーを通話目的で使う場合を想定しています(ネットをしたいならスマホを推奨)。これを前提に記載していますのでご注意ください。
ドコモでガラケーを使う
まずは業界の盟主であるドコモです。
今もガラケーを使っている人はドコモが多いと言われていますが、どうなんでしょうかね。
ドコモでガラケーを契約する場合には、大きく分けて二つの選択肢があります。
それは「FOMA料金プラン」と「カケホーダイプラン」です。
FOMA料金プラン
FOMA料金プランは、スマホが登場する前からあるガラケーの料金プランです。
FOMA料金プランは、さらにバリュープランとベーシックプランがありますが、バリュープランの方がお得な人が多いのでこちらを基準にします。
具体的に下記のようなプラン体系になっています。料金は2016年現在のものです。ベーシックプランだと月額料金は倍です。
プラン名 | 月額料金 (2年契約) |
通話料金 (30秒あたり) |
無料通信 (通話時間) |
タイプSS | 934円 | 20円 | 1000円分 (約25分) |
タイプS | 1500円 | 18円 | 2000円 (約55分) |
タイプM | 2500円 | 14円 | 4000円 (約142分) |
タイプL | 4000円 | 10円 | 6000円 (約300分) |
タイプLL | 6500円 | 7.5円 | 11000円 (約733分) |
ポイントは利用時間に応じたプランを選ぶことです。
あまり電話をしないなら毎月934円で約25分通話できるタイプSで十分ですね。
なお、家族でドコモを使えばファミリー割引で家族間の通話やメールは無料になります。利用時間を考える時はそれ以外でどれだけガラケーを使うかを考えればOKです。
メールやiモードをする場合にはパケホーダイに加入する必要がありますが、使用頻度が少なければ500円くらいですかね。
たくさんネットをするのであれば素直にスマホにした方が良いです。
カケホーダイプラン
カケホーダイプランというのは、正式には「カケホーダイ&パケあえる」というプラン名です。
カケホーダイとパケットパックを組み合わせる料金プランになります。
ガラケーの場合はカケホーダイは2年契約で毎月2200円です。
iモードを使う場合にはパケットパックを選ぶことになります。パケットパックは通信料に応じて3500円からありますが、ガラケーの場合は通信料は多くないので一番安い3500円のデータSパックを選ぶことになります。
つまりiモードの300円とパケットパック3500円を合わせて全部で6000円ということです。
カケホーダイプランの注意点は、3500円もするパケットパックを契約しなければならないということです。もちろんメールやiモードは一切やらないのであれば問題はありませんが、注意しましょう。
ドコモの場合はFOMA料金プランで検討すべき
ということで、2つのプランを見てきました。
ガラケーを使うことを考えた時には、基本的にはFOMA料金プランの中で自分の利用頻度に合わせたプランを選ぶのが良いと思います。
カケホーダイにする場合には、パケットパックに入らなくて済むようにメールやiモードは使わないような使い方にする必要があるのでちょっと面倒です。
自分の電話利用頻度を確認して検討していきましょう。
もう少し詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
【参考】>>ドコモのガラケーの料金プランはカケホーダイがおすすめ?FOMAプランが良い?
ソフトバンクでガラケーを使う
次にソフトバンクの料金プランです。
ソフトバンクも通話定額のプランとそうでないプランがあります。
ホワイトプラン
まずはホワイトプランです。
昔はよく宣伝をしていたので名前を聞いたことのある人は多いですよね。
2年契約で月々934円というシンプルなプランになっています。
特長は、ソフトバンクのケータイやスマホに電話すると1時~21時は無料であるということです。他の会社の電話や21時~1時は通話した分だけ20円/30秒かかります。
ドコモのように無料通信分はありませんが、電話する相手がある程度決まっているなら無料の時間に通話することで通話料金を抑えることができます。
スマ放題プラン
続いてスマ放題プランです。
こちらは通話定額のプランになってます。ドコモのカケホーダイと同じですね。
2年契約で通話し放題プラン2200円、データ定額パック3500円、そしてS!ベーシックパック300円です。
値段もドコモと同じなので、契約する時に実施しているキャンペーンがある場合はそれで比べれば良いと思います。
電話の相手がほぼ決まっていてソフトバンクならホワイトプランを選ぶのはあり
ソフトバンクのドコモとの違いは、プランの選択肢が少ないことです。
スマ放題にするかしないかを選ぶイメージですね。
2つしかないので利用頻度による調整はできないので、電話する相手がソフトバンクのケータイやスマホを使っているのであればホワイトプランにするのはアリだと思います。
スマ放題は、ドコモの時に書いた通りスマホを契約するのと料金が大差なくなってしまうので注意しましょう。
auでガラケーを使う
最後にauの料金プランにいってみましょう。
auはドコモとソフトバンクのプランを全部合わせたような料金プラン揃えています。
ガラケー料金プラン
ガラケー料金プランは、ソフトバンクのホワイトプランとドコモのFOMAプランの合体版です。
プラン名 | 月額料金 (2年契約) |
通話料金 (30秒あたり) |
無料通信 (通話時間) |
VKプラン | 998円 | 20円 | au相手なら 1時~21時 は無料 |
VKプランS | 998円 | 20円 | 1100円 (約27分) |
VKプランM | 1620円 | 20円 | 2600円 (約65分) |
VKプランは電話の相手がauの場合には1時~21時は無料になるプランです。ソフトバンクで言うホワイトプランですね。
VKプランSとVKプランMはドコモのFOMA料金プランのようなプランになっています。ただ、ドコモのプランとは異なり30秒あたりの通話料金はプランSでもプランMでも20円で固定です。
カケホプラン
カケホプランは、ドコモとソフトバンクと同じ料金プランです。
もはや書くのが面倒なくらいですが、2年契約で月々2200円のプランです。
こちらもデータ定額との組み合わせになるのでメールやネットをする場合には最低3500円になってしまいますので注意が必要です。
電話の相手がほぼ決まっていてauならVKプランを選ぶのはあり
auはプランが色々あるので利用頻度によって調整が可能です。
とは言っても、結局三社はほとんど同じなので、よく電話する相手がauの時にVKプランがお得になるくらいです。
VKプランSやVKプランMにする場合には、ドコモと比べて選びましょう。
ワイモバイルでガラケーを使う
はい、もう1社あるのを忘れていましたね。
ワイモバイルです。
あまり目立ちませんが、実はワイモバイルもガラケーを扱っています。そして、実はかなりお得なサービスを提供しているのです。
ガラケー用のプランは2つです。
ケータイプランSS
ケータイプランSSは、2年契約で基本料が月額934円のプランです。
通話はワイモバイルとソフトバンクが相手なら1時~21時は無料です。それ以外だと30秒あたり20円かかります。
メールやネットなどのデータ通信料金は、使った分だけ払う仕組みです。未使用なら0円で最大でも4500円となります。
なお、オプションとして「スーパーだれとでも定額」があります。
これは月額1000円プラスして払うことで他社も含めたすべての電話が定額になるサービスです。
つまり、1934円払えば通話は定額になるということです。しかも、データ通信料も使った分だけの支払いなので少額で済みます。
ケータイプラン
ケータイプランSSは、2年契約で基本料が月額1381円のプランです。
通話はワイモバイルが相手なら24時間無料です。それ以外だと30秒あたり20円かかります。
また、メールは無料で使い放題となっています。
データ通信は使った分だけの支払いになりますが、未使用なら0円で最大でも2667円となります。
こちらのプランもオプションとして「スーパーだれとでも定額」があります。
これは月額1500円と少し高めですが、通話が定額に加えて、データ通信も定額になります。
2881円で電話もメールもネットも使い放題になるということです。
通話定額ならワイモバイルがオススメ。メールやネットの利用頻度でプランを決める
ワイモバイルの良いところは、ケータイプランSSを使えば1934円で通話定額になることです。
しかも、データ通信も使った分だけなので無駄がなくとてもお得です。
ガラケーでもメールやネットをしたいというのであれば、ケータイプランにすれば2881円で電話もメールもネットも使い放題になります。
電話をたくさんする人にとってはどちらもとてもお得なプランと言えます。
大きな差はないが電話を多くするならワイモバイルが一歩リード
さて、一通りガラケーの会社のプランを確認してみました。
使い方を間違えなければガラケーはとても安く使えるので、最後に利用方法に応じたオススメプランを紹介します。
電話もメールもあんまりしない場合
まずは電話もメールもあまりしない人の場合です。
この場合にはとにかく安いプランを選べば良いのですが、たまに電話やメールをすることを考えると誰に対してもそこそこ安いプランにすると良いと思います。
そうなると、ドコモのタイプSSかauのVKプランSがオススメです。
これらのプランは無料通信分が約1000円分ついてくるので、たまに電話したりメールしたりする時に無料枠でやりくりすることができます。
自分もドコモのタイプSSを使っていますが、無料通信分は繰り越しもできるので常に3000円くらいの無料枠があります。これをたまに電話した時に消費するイメージです。
電話はけっこうするがメールはほぼしない
次に電話はけっこうするけどメールはほぼしない人の場合です。
この場合には、各社のカケホーダイプランを選びましょう。
ドコモ、au、ソフトバンクだと月額2200円です。ワイモバイルだと1934円なのでもっと安くなりますね。
少しの金額差なので好みで選んでも良いと思います。
電話もけっこうするしメールもネットもそれなりにする
問題はこういう人です。
電話もけっこうするしメールもネットもするというタイプですね。
このタイプの場合はスマホにするという選択肢もあるのですが、ガラケーにしたい場合はワイモバイルのケータイプランにするしかありません。
ドコモやauやソフトバンクの大手だとカケホーダイとパケットパック合わせて月額6000円にもなりますが、ワイモバイルなら2881円で済むからです。
ガラケー1台で通話もメールもネットもガンガンやるならワイモバイルが一歩リードですね。
まとめ
それではまとめです。
- ガラケーにすべきは電話をよく使う人
- ドコモならFOMA料金プランを利用頻度に合わせて検討する
- ソフトバンクの人によく電話するならソフトバンクのホワイトプランへ
- auはドコモとソフトバンクのプランをどちらも揃えている
- ワイモバイルは1934円で通話定額になるのでお得
- ワイモバイルは2881円で通話もネットも使い放題になる
- 電話メインで使うなら大きな差はなし。メールやネットを使うならワイモバイルがおすすめ。
各社のプランを見てみると、ガラケーでも色々考える余地があることが分かりますね。
自分の場合は今のところドコモのFOMA料金プランが合っていますが、状況に応じて契約を調整していくつもりです。