先日ニュースを見ていたら、2015年は中学生でも8割くらいの子供がスマホを持っているそうです。高校生になると95%に達するとか。
自分が中学生の頃を思い出すと時代の移り変わりを感じますね。
確かに通勤電車で高校生を見ていると大抵スマホでLINEかゲームをやってますもんね。昔で言えば学校の行きかえりでゲームボーイやってるようなもんです。
彼らはさぞかし楽しいのだと思いますが、端末のお金や毎月の料金を払っているのはお父さんやお母さんです。
そんなに安い料金でもないので、どうにか安く運用する方法を考えてみましょう。
目次
家族4人でスマホを使うと家計へのダメージが大きい
中学生や高校生になると、さすがに「みまもりケータイ」というわけにはいかませんし、周りはスマホなのに自分だけガラケーというのも色々まずそうです。
そうなると、家族みんなスマホという状況になる家庭が多くなることになります。
例えば、夫・妻・子・子の4人でスマホを使うとどのくらいのお金がかかるのでしょうか。
ドコモやソフトバンクなどは料金はほぼ横並びなので、とりあえずドコモで計算してみましょう。全員カケホーダイで10GBをシェアすることにします。お父さんはドコモ歴10年です。
- カケホーダイ 2700円×4:10800円
- シェアパック10:9500円
- シェアオプション 500円×3:1500円
- ずっとドコモ割:-800円
- U25応援割:-500円×2
- SPモード 300×4:1200円
合計で月々21200円となりました!年間254400円です!
U25応援割で1GB×2のボーナスもつくので、データ通信料は全部で12GBとなります。
ここから子供が独立するまで10年間払うとすると・・・10年間の総額は2544000円になりますね。スマホ代は本当に高いことがよく分かります。
恐ろしいのは、このお金というのは少し前までは存在しなかった費用なんですよね。給料は昔よりも減ってるのに支出が増えるのは辛いものです。
しかも、これに加えてスマホ端末の代金もかかるので、実際にはもっともっとお金を払うことになります。MNPを使って端末0円にしたり、キャッシュバックをもらったりしないとやってられない金額ですよ。
世の中のお父さんお母さんは大変だなぁと思います。
大手キャリアは学割キャンペーンを使うと少し安くなる
しかし、そんなお父さんお母さんのためにドコモやソフトバンクといった大手キャリアは学割キャンペーンを実施してます。
例えば2016年だと・・・
- 最大12か月間は毎月800円割引
- 最大36か月間はデータ通信料を毎月6GB付与
こんなキャンペーンですね。
料金の割引は12か月で800円だと10800円なので焼け石に水ですが、データ通信料6GBもらえるのはそれなりに使えそうです。家族で分け合えるようなので、子供が二人いれば追加で12GBも使えることになります。
もちろん僕みたいに月に1GBくらいしか使わない人の場合は全く意味がなくなってしまいますが、もらえるものはもらっておきましょう。
さきほどの例で学割を加味すると契約内容と料金はこんな感じになります。
- 1年目の月々料金:21200円-800×2=19600円
- 2年目以降の月々料金:21200円
10年間の総額は2533200円と、少しだけ安くなりました。ただ、データ通信料は3年間は12GB+12GBで24GBになっています。
ちなみに、auの2016年の家割は25歳までずっと+5GBなので、学割を使うならauが良さそうですね。
格安スマホだと学割がなくても凄まじい節約になる
それでは格安スマホになると料金はどうでしょうか。
今回はDMMモバイルを例に計算してみましょう。
格安スマホの場合は料金はとてもシンプルです。データ通信料がどのくらい必要かを選ぶだけです。学割などはありませんが、その分誰でも安いです。
先ほどの例だと、3年間は家族全員で24GBで、4年目以降は家族全員で12GBとなります。1人あたり3GB~6GBということになります。
なので、1人あたり5GBのプランにすることにしましょう。格安スマホの場合は、契約期間中ずっと毎月5GB使うことができます。
- 通話SIM(5GB) 1970円×4:7880円
余計なオプションはないので分かりやすいですね。合計で月々7880円です!年間94560円!
ここから子供が独立するまで10年間払うとすると・・・10年間の総額は945600円になりますね。
ということは、2533200円-945600円=1587600円の差があります。
ドコモやソフトバンクではなく格安スマホにすることで、子供が独立するまで最大で158万円も節約になるのです!
毎月だと1万円くらいの差ですが、長期的に見ると物凄い料金の差になります。この金額はちょっと無視できないレベルなのではないでしょうか。
ただ、格安スマホはカケホーダイではありません。たくさん通話をするような家庭の場合は節約額が減ってしまうので注意が必要です。
それでも158万円の節約となると検討候補になるのではないでしょうか。
子供は格安スマホで問題ないのか?
料金に関しては凄く節約できるということが分かりましたが、そもそ子供は格安スマホで大丈夫なのかを見ていきましょう。
既にドコモやソフトバンクでガラケーやスマホを使っている人が格安スマホに乗り換える時に気になるのはどんなことでしょうか。
- 通信速度
- 回線の繋がりやすさ
- 通信エリア
- サポート体制
- メールアドレスが変わる
現在の格安スマホはドコモの回線を使っていることが多いので、「回線の繋がりやすさ」や「通信エリア」は問題ありません。ドコモと同じなので日本全国OKです。
ただし、「通信速度」は本家のドコモには劣ります。都心の満員電車なんかだとかなり遅くなりますね。
「サポート体制」に関しては、格安スマホは大手の会社と違ってあちこちにお店があるわけではありません。対面で説明を聞かないと困る人は注意ですね。
「メールアドレスが変わる」ことについては、これまでメールで連絡をとることが多かった人には面倒な点ですね。
それでは子供の視点で見るとどうでしょうか。
中学生のスマホの用途と言えばまずLINEですよね。そしてソーシャルゲームです。たまに家に連絡するくらいでしょうか。これも今はLINEで済ませるんですかね。
そうすると、イマイチな「通信速度」もあまり問題にはならないと思います。LINEは通信速度はあまり必要ないですし、ゲームは内容によっては速度が重要ですがそもそもゲームのためにスマホ持たせてるわけではないですしね・・・。
ゲームに夢中になるより勉強しないと困ります。
「サポート体制」に関しては、今の若い世代はデジタルネイティブです。生まれた時からネットがあって、色んなデジタル機器を使って育っています。そんな彼らにとってはサポートなんて不要です。ネットで調べて勝手に解決するでしょう。
また、「メールアドレス」も最初からgmail等なら問題ありませんし、そもそも今の若者ってメール文化なんですかね?ほとんどLINEで済ませてそうです。
「メール?だっさwwwwLINE使えよwww」
とか言われそうです。
そういうわけで、大人が感じる抵抗も彼らにとっては些細なものなのではないかと思います。
というより、子供は「自分で調べて自分で解決する」という格安スマホの特長と凄く相性が良いと思います。
「自分で調べて自分で解決する」というのはこれからの社会では必須のビジネススキルです。あれもこれも揃えてあげる必要はないと思います。
経済的にも教育的にも格安スマホが良い
ということで、料金面でも使い勝手でも特に問題はないことが分かりました。
特に料金に関しては100万円以上も変わる話ですから、真面目に検討しないともったいないです。
また、少し大げさに言えば教育的にもある程度は自分で考えて使用させた方が良いのではないかと思います。というか自由にやらせた方が色々勉強になりますしね。
子供がスマホをほしがる年齢になったけど料金が心配だなぁ・・・という人は格安スマホも検討してみましょう。
格安スマホならDMMモバイルがおすすめ
さて、格安スマホと言っても色々な会社がサービスを行っています。
個人的には先ほども紹介したDMMモバイルがオススメです。
多くの会社がドコモの回線を借りて運営されているので品質に大きな差はありませんが、DMMモバイルは他社が新しいサービスを始めると、すぐにサービスの追随を行います。
毎月のように色々なサービスが始まる現在では、それに対応できるかというのはとても重要なのです。新しいサービスが増えていく業界なので他社の値下げに対抗してくれる会社にすべきです。
都内の満員の通勤電車などだと通信速度がかなり遅くなるものの、安いのでしかたないかと満足できるレベルでした。
まとめ
それではまとめです。
- 家族4人でスマホを使うと10年で250万円以上かかる?!
- 格安スマホを使えば150万円の節約に!
- サポートがない格安スマホの弱点は子供はうってつけ
- 格安スマホはDMMモバイルがおすすめ
スマホ料金って本当に高いですよね。
なしくずし的に大手会社と契約するのではなく、しっかりと吟味して節約してください。