僕がメインで使っているクレジットカードは漢方スタイルクラブカードだったのですが、最近カードの引っ越しを行いました。
主な理由は、巷でも騒がれたように還元率が改悪されたからです。
カードの利用金額によってはそれでも十分にお得な場合もあるのですが、我が家の場合は微妙なところだったので、乗り換え先のカードの検討を始めました。
最終的に楽天カードに落ち着いたのですが、その理由をまとめました。
目次
漢方スタイルクラブカードは改悪されてしまった
漢方スタイルクラブカードと言えば、長きにわたって最強レベルの節約クレジットカードとして業界に君臨していました。
還元率1.75%はもちろん、ポイントも支払料金から現金割引なので使いやすく、nanacoへのチャージもできるというまさに死角のない素晴らしいカードです。
ところが、2015年についに冬の嵐を迎えます。
nanacoへのチャージは還元率が大幅にダウン、さらに2016年からは還元率も1.5%にダウンでボーナスポイントも減額。
年会費のかかるカードなので、カードの利用額が少ない場合は還元率が下がるとお得度が減ってしまうのです。
これはいよいよ引っ越しかなぁ・・・と思わせる状況というわけですね。
乗り換え先のカードを検討する時のポイント
ということで、新たに別なカードに乗り換えることを決めたのですが、乗り換えと言ってもお得なカードである人用があります。
まずは我が家の希望する条件を書いてみます。この辺りの条件のバランスを踏まえて決めていくと言う流れです。
我が家のクレジットカード年間利用額
我が家のカードの支払いは概ね月に3~5万円です。
つまり年間で40~60万円くらいの利用額ということになります。
このくらいの利用額の時に還元率によってお得になるお金(ポイントなど)は下記の通りです。
還元率 | 40万利用時 の還元金額 |
50万利用時 の還元金額 |
60万利用時 の還元金額 |
0.5% | 2500円 | 2500円 | 3000円 |
1% | 4000円 | 5000円 | 6000円 |
1.25% | 5000円 | 6250円 | 7500円 |
1.5% | 6000円 | 7500円 | 9000円 |
1.75% | 7000円 | 8750円 | 10500円 |
2% | 8000円 | 10000円 | 12000円 |
当たり前ですが、還元率が高ければ高いほど還元金額は多くなります。
一方で、還元率が高いカードは年会費がかかるというデメリットもあります。この年会費を含めてどのくらいお得になるのかが重要ということです。
年間の利用額が少ないと還元率が低くても高くてもあんまり差がないので、そこは年会費を含めて計算する必要がありますね。
ポイントが使いやすいかどうか
次にポイントが使いやすいかどうかです。
クレジットカードのポイントは色々な種類があります。カード会社のオリジナルポイントを商品券や家電などに交換する仕組みもあれば、マイルやTポイントが貯まるカードもあります。
重要なのは使いやすさやポイントの有効期限です。
例えば、年間1000ポイント貯まる計算の時に、3000ポイントで家電と交換できるとしても、ポイントの有効期限が1年だったら永久に3000ポイントに達しません。
また、自分がほしくないものをもらっても無駄遣いになるだけなので、ポイントの使い道は極力選択肢が多い方が嬉しいです。
それを考えると、漢方スタイルクラブカードは支払金額に使える現金との交換だったので最強だったのです。
従って、乗り換える際にも「ポイントが支払金額に充当できる」か「ポイント自体が使い道が多い」かのどちらかを考えて選びたいところです。
楽天カードを選んだ理由
条件を踏まえて今回の乗り換え先に決めたのは楽天カードです。
テレビCMでもよく宣伝しているので有名なクレジットカードですね。
還元率が高い(1%~)
楽天カードの還元率は1%です。
年会費が無料のカードの中では高めな方ですが、最も高いというわけではありません。年会費無料でも還元率1.2%のリクルートカードもあります。
しかし、楽天市場の買い物は還元率が3%になります。3%というのは破格のポイントです。
さらに、楽天カードの還元率は豊富なキャンペーンによって高まるという特長があります。
例えば、最近だと「1回ご利用ごとにメールが届く!ボーナスメールキャンペーン」というキャンペーンをやっていました。
これは、街中の買い物(コンビニでもスーパーでも)で楽天カードを使うと1回につき100ポイントもらえるというキャンペーンです。
近所のスーパーで1000円使うだけでも100ポイントもらえました。楽天ポイントは1ポイント=1円なので、1000円買ったら100円戻ってきたことになります。
つまり10%も還元されたということです。
例えば今月3万円カードを使ったとしましょう。
まずは普通に3%還元分の900ポイントがつきますよね。これに加えてスーパーで4回利用していたら400ポイントがつきます。
合計すると、3万円使って1200ポイントなので還元率は4.0%になるのです。
もちろん、楽天のサービスをあまり使わない人には普通の還元率1%のカードになってしまいますので、楽天以外の支払いでカードをたくさん使う人は他の高還元率カードを使いましょう。
キャンペーンの特性をよく理解して有効に使うことで還元率を高めることができるのです。
日々の買い物に楽天市場をよく使う
ポイントを手に入れたら次は使い道です。
我が家では日頃から楽天市場でよく買い物をしています。楽天カードは2016年から楽天市場で利用すると3%もポイントがつくようになったので、楽天をよく使う人にはうってつけです。
例えば、毎日食べているお米は「ヤマトライス」で注文してますね。
コンタクトレンズは「Appeal」と「アースコンタクト」を使っています。
お歳暮は「銀座千疋屋」で買っています。
こんな調子でよく買い物をしているので、楽天カードを使うことのメリットは大きいのです。
また、楽天市場でよく買い物する人にとってさらなるメリットがあるのです。
それは・・・ダイヤモンド会員になれるということです。
ダイヤモンド会員になると年間で700ポイントがもらえます。買い物に換算すると7万円分のポイントなのでなかなかの還元率になります。
楽天市場をよく使う人にとっては楽天カードはとてもお得なのです。
カードを利用するとメールが届くので安心
クレジットカードは犯罪者に不正に使われたりするのが心配になったりもしますよね。
楽天カードは、利用した翌日くらいにカード利用メールが届きます。
だからなんだと思うかも知れませんが、これによって犯罪者に不正利用されてもすぐに気付けます。
クレジットカードの不正利用に気付いたら60日以内に連絡すれば保険がおりますが、それを超えると自分で買い物したわけでもないお金を自腹で払うことになってしまいます。
下記の記事にも書いているのですが、不正利用されたことに早く気付けるかが重要です。
そのためには、カードを使ったらお知らせしてくれるサービスはとても有効なのです。
【参考】>>現金より安全?クレジットカードを悪用(不正利用)されたらどうなるのか
家族カードが無料なので家計をまとめやすい
楽天カードは申し込んだ本人のカードも無料ですし、家族カードも無料で使うことができます。
漢方スタイルクラブカードは家族カードも有料なので、ここは大きな違いになります。
家族で1つのカードを使った方が家計管理も楽なので助かります。
もし微妙でもとりあえず作っておけば大量のポイントがもらえる
これはある意味では酷い話ですが・・・。
楽天カードは発行して1回利用すると大量のポイントがもらえます。
なので、ある程度使ってみてやっぱり微妙だなという場合でも、たくさんポイントもらえたし結果オーライだろうと思ってしまいました。
申込みに15分くらいかかりますが、15分で5000~10000円もらえるので時給換算すると相当お得だぞ、と。
まぁカード会社としてもそうやって加入者を集めて何人かが使うのをやめても経営が成り立つようなビジネスモデルになっているのでしょう。
幸いにも今のところは想定通りなので満足して使っています。
とりあえずタダでポイントだけもらっておこうという人にもオススメですね。
楽天カードのイマイチなところ
それでは実際に使っていてイマイチなところはどんなところでしょうか。
基本的に満足しているのであまりないのですが、挙げてみましょう。
キャンペーンが多すぎてよく分からない
先ほど書いた通り、お得なキャンペーンはあるのですが、中には地雷もあります。
それ自体は楽天カード以外のクレジットカードでも同じことなのですが、楽天カードはたくさんのキャンペーンが行われているので、どれが必要でどれが不要かをよく読む必要があります。
あれこれ調べてお得な物を探すことが好きな人にとっては苦ではないのですが、それが面倒だと感じる人にとってはむしろキャンペーンのお知らせが邪魔になってしまうかもしれません。
初期設定の楽天宣伝メールがウザい
これは巷でも言われていることですが、毎日10通くらいの楽天の宣伝メールが届きます。
これが続くとウザい事この上ないので、配信停止の手続きをしましょう。届いたメールの一番下のところに配信停止の手続きについて記載されています。
自分が本当に必要な情報以外はすべて配信停止しました。これでスッキリしました。
楽天カードを作ったらバシバシと配信停止手続きをしましょう。
借金があっても発行できるの?
さて、そもそも借金を抱える僕のような人間がクレジットカードを作れるのでしょうか?
別に楽天カードの社員ではないのでどのような審査が行われているのかは分かりませんが、ちゃんと毎月滞りなく返済をしていれば思ったほど審査に影響はしないのかもしれません。
また、キャッシングの枠を0円で申し込んだのも影響するのかもしれませんね。
借金があるからクレジットカードは使えないかも・・・という人も、ダメ元で申込みしてみる価値ありです。
その時はキャッシング枠は0円にしましょう。
他のクレジットカードはNGでも、楽天カードならいけるかもしれないので申し込んでみましょう。
楽天カードがおすすめなのはどんな人?
我が家では楽天カードに落ち着いたのですが、楽天カードがオススメなのはどんな人なのでしょうか?
既にこれまで書いてきましたが、ポイントは大きく2つになります。
1つ目は、楽天関連のサービスをよく使っていること。
2つ目は、クレジットカードの利用額が大きくない人です(年間100万以内くらい)。
例えば楽天以外でもカードを使い年間の利用額が200万円とか300万円になる人の場合は、年会費がかかっても還元率が高いカードを選ぶべきです。
我が家のように楽天関連のサービスをよく使う人で、カードをあまり利用しない人にとって楽天カードはおすすめですよ。
まとめ
それではまとめです。
- クレジットカードは利用額やポイントの用途で選ぶ
- 楽天カードは還元率1%以上。楽天市場では3%!!
- キャンペーンを有効利用してさらにお得に!
- 宣伝メールは忘れずに配信停止する
- 借金があっても作りやすいかも?
- カードをあまり使わない人ほどオススメ
イマイチな部分もありますが、総じて楽天カードはおすすめですよ。
特に楽天のサービスをよく使っている人は絶対に作りましょう。