世間では格安スマホが話題が多いですが、僕はガラケーも契約しています。
通話がメインの人はやっぱりガラケーという人は多いですよね。
最近はLINEで会話を済ませてしまう人も多いと思いますが、実際に話すときはガラケーの方がしっくりくる人もいるのではないでしょうか。
一方で、最近は携帯会社もスマホに力をいれているのでガラケーの情報ってオマケ程度にしかないんですよね。
そんなわけで、まだまだ根強い需要があるガラケーの料金プランについてまとめてみました。
目次
ガラケーの料金プランは選択肢が多い
まずは料金プランから見ていきましょう。
スマホを使っているとあまりプランの選択肢がないので気にしていない人が多いかもしれませんが、ガラケーの場合はわりと選択肢が豊富です。
10年以上前からある料金プランもあれば、最近始まったプランもあるのでバリエーションは多いのですが、基本的には「通話料金+パケット通信料金」で考えることができます。
なので、「毎月どのくらい通話するのか」ということと、「毎月どのくらいメールやiモードをするのか」ということを考えることになります。
最近だとこれに加えて、「電話かけ放題にするのか」それとも「今のプランでいくのか」という選択肢がありますので、この辺りを見ていきましょう。
バランスが良いのは『FOMA料金プラン』
まずは昔からあるFOMA料金プランです。
基本料金が異なるコースの中から利用頻度に応じて契約する形です。無料通話分がついてくる仕組みなので、たくさん電話する人は基本料金が高いコースにした方がお得になります(詳細は公式サイトへ)。
また、2年毎の契約にすることで料金が半額になるので、一番安いコースだと月々約1000円で利用することができます。僕も一番安いコースで使っています。
パケット通信をする場合には、このプランに加えて「パケ・ホーダイ ダブル」などを契約してiモードを使っている人が多いですね。
通話が多いならなら『カケホーダイ』
さて、長らくプラン追加がなかったガラケーですが、去年新しいプランが登場しています。
通話が定額になる「カケホーダイ」です。
カケホーダイは月々2200円でどんなに電話をしても追加料金がかからないプランです。スマホだと月々2700円ですが、ガラケーだと500円も安いのでお得です。
ただし、カケホーダイを選ぶということは、「パケ・ホーダイ ダブル」ではなく「データパック」を選ぶ必要があります。
「パケ・ホーダイ ダブル」は利用頻度に応じて毎月372円~4200円です。メール程度ならば500円くらいでしょう。
「データパック」はスマホ用なので料金は3500円からと非常に高いのですが、2016年10月からはケータイ専用の「ケータイパック」が登場しました。
この「ケータイパック」は利用頻度に応じて毎月372円~4200円ですから、「パケ・ホーダイ ダブル」と同じような料金となります。
カケホーダイの場合には、ケータイパックとの組み合わせになるでしょう。
メール主体なら『メール使いホーダイ』
また、少し異色なプランとして「メール使いホーダイ」というのがあります。
実はけっこう便利なのですが、あんまり知ってる人はいないのではないでしょうか。
「メール使いホーダイ」は、その名の通りメールが使い放題になる契約になります。
具体的には、無料通話分がないFOMA料金プランと、パケホーダイシンプルとiモードを組み合わせた契約になります。料金は全て込みで毎月1043円~とお安くなっています。
無料通話はないので電話をすると追加で料金がかかる他、メール以外のiモードも普通に料金がかかります。しかし、メールに関しては写真を添付したりしても固定料金なので、僕も昔はこのプランを使っていました。
写真を添付したりするとけっこうパケット通信が発生するので普通のパケホーダイだと料金が上がってしまうんですよね。
つまり、メールはたくさん使うけど、iモードは全然使わない人がお得になります。
メールのヘビーユーザーにはかなりオススメできるプランです。
カケホーダイの方が得なのは何時間通話する場合?
さて、ほとんどの人はFOMA料金プランを使っていると思いますが、新しく作られた「カケホーダイ」に変更すべき人はどんな人なのでしょうか。
カケホーダイの最大のメリットはどんなに電話しても固定料金ということです。
従って、どのくらい電話する場合にカケホーダイにすべきかを考えてみます。
前提条件
FOMA料金プランは、「通話時間に応じて一番お得なプラン」「パケホーダイダブル」「iモード」を選ぶことにします。
カケホーダイを選択する場合は、「カケホーダイ」「ケータイパック」「SPモード」の3つを契約します。それ以外は人によって必要なサービスは異なるので除外します。
iモードとSPモードの通信は毎月1500円使う設定とします。それ以上になるほどiモードを使うのであれば、素直にスマホでネットをした方が良いためです。
また、実際にはファミリー割引が適用される場合がほとんどだと思うので、家族以外への電話のみ考慮します。
1か月に30分電話する場合
まずは家族以外とはほとんど電話しない人の場合です。
この場合はFOMA料金プランだと「タイプSSバリュー」がお得なので、料金は下記のようになります。
- 基本料金:934円
- 通話料金:1200円
- 無料通話:-1000円
- パケホーダイ:1500円
- iモード:300円
合計で2934円です。
カケホーダイの場合は何時間通話しても下記のようになります。
- 基本料金:2200円
- ケータイパック:1500円
- SPモード:300円
合計で4000円です。
ということは・・・30分しか電話しない人はFOMA料金プランにすべきですね。
1か月に60分電話する場合
続いて1か月に60分電話する人の場合です。
大抵の人はこのくらいなんじゃないでしょうか。
この場合はFOMA料金プランだと「タイプSバリュー」がお得なので、料金は下記のようになります。
- 基本料金:1500円
- 通話料金:2160円
- 無料通話:-2000円
- パケホーダイ:1500円
- iモード:300円
合計で3460円です。
カケホーダイは何時間通話しても4000円で固定なので、毎月60分電話する人もFOMA料金プランにすべきですね。
1か月に120分電話する場合
続いて1か月に120分電話する人の場合です。
家族以外でプライベートでこのくらい電話するとなるとけっこうな時間ではないでしょうか。
この場合はFOMA料金プランだと「タイプMバリュー」がお得なので、料金は下記のようになります。
- 基本料金:2500円
- 通話料金:3360円
- 無料通話:-3360円
- パケホーダイ:1500円
- iモード:300円
合計で4300円です。
カケホーダイは何時間通話しても4000円で固定なので、1か月に120分電話する人はカケホーダイにすべきですね。
無料通話の繰り越しもあるので多くの人はカケホーダイはいらない?
ということで、毎月2時間電話してもカケホーダイは必要ないことが分かりました。
ちなみに、カケホーダイが勝つのは毎月2時間以上電話する場合です。
この時間には家族への電話は入れていないので、電話は家族がメインの人にとってはカケホーダイは不要です。
家族の通話は何時間でも無料ですからね。
また、FOMA料金プランの場合は、その月に使わなかった無料通話分は次の月へ繰り越すことができます。このため、実際にはもっと料金は安くなるはずです。
僕の場合も常に無料通話が3000円くらい貯まっているので電話してもいつも無料で済みます。
ガラケーはカケホーダイなしでも「月々サポート」がつく
さて、他にカケホーダイを選ばないことによるデメリットはあるのでしょうか。
例えば、スマホの場合には月々サポートを受けるためには「データパック」を契約する必要があります。データパックはカケホーダイとのセットになるので、カケホーダイをやめるというのは大きなデメリットです。
しかし、ガラケーの場合は心配無用です。
ガラケーがスマホよりもお得な理由の一つとして、月々サポートがつく条件が緩いというのが挙げられます。
月々サポートというのは、端末を購入してから2年間にわたって毎月割引を受けられるというサービスです。
例えば、2015年現在でドコモオンラインショップ販売している「SH-07F」に機種変更する場合を考えてみます。
端末の価格は29160円ですから、購入時にはこれを支払うことになります。
ここで、特定の条件を満たすと月々サポートが適用されて毎月837円の割引を24か月受けることができます。
月々サポートの合計で20088円の割引です。
つまり、29160円-20088円=9072円でガラケーの機種変更が可能です。
この月々サポートはスマホにもあるのですが、条件が違うのです。
余計なものを一切契約することなく割引を受けられます。FOMA料金プランで契約しても月々サポートが適用されるということです。他にオプションをつける必要もありません。
例えば、僕の場合は「タイプSバリュー」で月々サポートがあるので毎月の支払いは400円くらいです。これが2年間続きます。
ただし、月々サポート自体がない商品もあるので、そこは注意が必要です。最近の端末だと概ね月々サポートがついていますが、予め確認しましょう。
スマホにしようか迷ってる人は2台持ちも検討しよう
ということで、ガラケーを使う場合にはカケホーダイにする必要はあんまりないということが分かりました。
スマホと比べて料金を抑えられる要素がたくさんあるということなんですね。
とは言え、ネットやゲームをやる場合だとやはり圧倒的にスマホがおすすめです。これはもう覆しようのない事実だと思っています。
でも、それでもスマホには抵抗が・・・という人もいると思います。料金はもちろんですが、いきなり操作が変わって混乱してしまうということもあるかもしれませんからね。
そんな人にお勧めなのが2台持ちです。
ガラケーとスマホを2台持つということです。通話はガラケーでスマホはネットというように役割分担をしてしまうのです。
この使い方だとスマホ1台だけ持つよりも料金は圧倒的に安くなりますし、何かあってもガラケーは使えるので安心です。
ちなみに、個人的にはガラケーとスマホではなく、ガラケーとタブレットという組み合わせをおすすめしています。どちらでも便利なのですが、ガラケー&タブレットの方がより便利だと思っています。
【参考】>>スマホよりもガラケー&タブレット2台持ちがおすすめな理由
ドコモ契約者のみなさんは「ドコモ口座」の利用もおすすめです
さて・・・
携帯をドコモで使っているみなさんは「ドコモ口座」は活用していますか?
ドコモ口座とは、ドコモが運営している電子マネーのサービスです。
電子マネーなので予め銀行のATMやコンビニで入金しておくと買い物の支払いに使うことができます。また、入金をし忘れてもあとでドコモの携帯やスマホ料金と合わせて支払うことも可能です。
最大の節約ポイントは、ドコモ口座の【キャッシュゲットモール】というサービスです。
キャッシュゲットモールを経由してネットショッピングをすると、現金がドコモ口座にキャッシュバックされるという仕組みです。
例えば、モールを経由して楽天を使うと、1%の現金がキャッシュバックされます。宅配ピザのピザーラを利用すると4%の現金がキャッシュバックされます。
それぞれのお店は数%のキャッシュバックですが、ネットショッピング毎に利用すれば相当なお金が貯まるというワケです。
他にも、生協の資料請求で640円のキャッシュバックなど、積極的に稼ぎにいくことも可能です。
銀行預金の利息が0.01%の時代ですから、買い物の度に数%も貯まるってお得ですよね。
ドコモ口座キャッシュゲットモールは無料で利用できるので、登録しておいて損のないサービスになっています。
料金プランの節約と合わせて活用してみてください。
まとめ
それではまとめです。
- ガラケーは毎月2時間通話しないならカケホーダイは不要
- ガラケーはカケホーダイなしでも月々サポートがつく
- スマホが気になる人は2台持ちがおすすめ
ガラケーの料金プランはわりと良心的にできています。
目先の宣伝にとらわれず、うかつに契約変更して損することがないようにしましょう。