現在の日本は空前の大スマホ時代です。
お店の中や電車の中はもちろん、会社でも学校でも、歩いてる時でも自転車乗っている時でも老若男女多くの人がスマホの画面を見ています。
ある意味ではゾンビのような様相を呈していますが、それだけスマホの呪縛は重いということですね。
そんなご時世なので、今はガラケーを使っている人でもスマホが気になる人は多いでしょう。先日僕も実家に帰った時にスマホにしたいと相談されました。
そこで僕がオススメしたいのは、ガラケーとタブレットの2台持ちです。
僕自身もそれで生活しているというのもありますが、多くのメリットがあるからです。
目次
- 1 ガラケーとタブレットの2台持ちとは
- 2 メリット① スマホや格安スマホよりも月々の料金が安い
- 3 メリット② スマホや格安スマホよりも通話料金が安い
- 4 メリット③ 電話しながらネットができる
- 5 メリット④ ドコモなどの大手キャリアのメールアドレスをそのまま使える
- 6 デメリット① 持ち運びが面倒
- 7 メリット⑤ スマホに比べて依存しにくい
- 8 メリット⑥ 使い方が分からずトラブルになる確率が低い
- 9 ガラケーがなくなってガラホになっても平気?
- 10 おすすめのタブレット
- 11 おすすめの通信サービス(格安SIM)
- 12 実際に2台持ちにする場合の契約例
- 13 ドコモ利用者の節約には「ドコモ口座」の利用もおすすめ
- 14 まとめ
ガラケーとタブレットの2台持ちとは
ガラケーとタブレットの2台持ちというのは、その名の通りガラケーやガラホとタブレットを2台契約するという方法です。
ガラケーは通話とメールのみ、タブレットでLINEなどのアプリを使ったりネットサーフィンしたりするスタイルになります。2台目はタブレットではなくスマホにしてもOKですが、どうせ2台持つなら画面が大きいタブレットの方が便利です。
僕は1年半くらいこのスタイルを続けていますが、最初は2台持つことへの抵抗があったものの、今では快適に生活できています。料金も格安なので言うことなしです。
この記事では、メリットやデメリット、おすすめのサービスなどを紹介します。
メリット① スマホや格安スマホよりも月々の料金が安い
まずは料金が安いことです。
ガラケーは言わずもがなですね。ガラケーは通話専用でたまにメールする程度になるので料金はとても安くなります。例えば僕はドコモのガラケーを契約していますが、月々934円のプランにi-modeの300円を払っています。
つまり、ガラケーの契約は1234円です。
ガラケーはスマホと違って機種変更しなくても長く使えますし、機種変更するとしてもスマホの1/4くらいの金額です。全体的にスマホに比べてコストが安いのが特長です。
一方、タブレットは通話に使うわけではないので、格安SIMのサービスでデータ通信のみの契約となります。このため、圧倒的な低価格で契約することが可能です。
僕は月々のデータ通信料は3GBで契約していますが、格安SIMなので月々900円です。普通にドコモで契約しようとすると2GBでも3500円とかなり高いですから如何に安いかがよく分かりますね。
どうでしょうか?みなさんは毎月いくら払っていますか?
大手スマホの利用者の平均利用額が6342円、格安スマホの平均利用額が3379円なので、2台持ちがとても安いことが分かります。
【参考】>>格安スマホの実際の月額平均利用料金は大手の半額!
メリット② スマホや格安スマホよりも通話料金が安い
何故2台持ちが安いのかと言うと、ガラケーと格安スマホの良いとこどりをしているからです。
前述の通り、データ通信は格安スマホと同様にとても安いです。そして、ガラケーだと月々980円で1000円の無料通話がついてくるので通話も安いです。
また、特に大きいのは格安スマホと違って家族通話が無料なことです。
最近はLINEでやり取りをすることが多くなってきたので仕事以外の電話は家族と実家が多いです。しかも、家族は良いのですが実家の電話ってけっこう長電話になるんですよね。
これは通話料金が高めな格安スマホには痛い話で、ある程度の通話をする場合には格安スマホの良さが帳消しになってしまいます。
しかし、2台持ちだと通話はガラケーなので家族通話は無料ですし、他の人への電話も無料通話はあるし死角がないのです。
もちろんスマホにも通話し放題はありますが、これだと料金が高くなってしまうので本末転倒ですよね。
メリット③ 電話しながらネットができる
さらに、料金以外でも便利なことがあります。
それは、ガラケーで通話しながらタブレットでネットができることです。
これはとても快適で、会話中にちょっとしたことを調べることもできますし、
家の中だとパソコンを見ながら電話するということはあると思うのですが、これがどこでもできるとなると非常に便利なのです。
また、家の中でもわざわざパソコンを起動する必要がなくなります。タブレットは画面も大きめなのでネットサーフィンに不自由しないですし、片手でも持てるので電話しながらでも使いやすいです。
メリット④ ドコモなどの大手キャリアのメールアドレスをそのまま使える
最近はあまりメールをすることもなくなってきましたが、そうは言っても重要な内容はメールを使っている人もいると思います。
特にガラケーを使っているような人はわりとメールを活用しているのではないでしょうか。
しかし、ガラケーからスマホに機種変更すると月々の料金が高くなってしまうし、格安スマホにするとメールはGmailなどを使うことになります(abcdefg@docomo.co.jpとかではなくなる)。
そうなると色々不便なこともでてきますよね。
料金も高くなりませんしメールアドレスに関する心配はなくなるのです。
デメリット① 持ち運びが面倒
もちろんデメリットもあります。
容易に想像できると思いますが、2台なので持ち運びが面倒なことです。これは人によっては物凄いデメリットだと思います。
特にタブレットは持ち運びは不利です。ガラケーとスマホの2台持ちならともかく、ガラケーとタブレットの2台持ちだと鞄を持たないと事実上持ち歩きは不可能だからです。
7インチのタブレットならポケットに入らないことはないですが、そうすると座ることができません・・・。
普段から出かける際に鞄を持っているのであれば問題ないのですが、手ぶらで行動するスタイルの人にとっては面倒な事この上ないでしょう。
これ以外に特にデメリットはありませんが、どうしても持ち運びが快適な方が良い人はお金は我慢して普通にスマホのみ使う方が良いと思います。
メリット⑤ スマホに比べて依存しにくい
最近になって、実はこれが一番のメリットなのではないかと思っています。
ニュースなどでも歩きスマホの危険性について語られることが多くなってきましたが、確かに道を歩いていても電車の中でもじーっと画面を見ながら行動している人は多いですよね。
タブレットだと7インチでもけっこうな大きさなので、さすがに歩きながら使うのは難しいです。そうなると、歩いて利用するということはなくなります。
また、スマホに比べて重いこともあるのであまり長時間持つと疲れます。これは賛否両論あると思いますが、疲れるので利用しない時間ができるというのはとても良い事だと思っています。
メリット⑥ 使い方が分からずトラブルになる確率が低い
最後はトラブルに対するリスクの観点です。
最近ではスマホに機種変更したあとにガラケーに戻す人が増えているようです。スマホに慣れていなくて操作がよく分からずにイザと言う時に電話が上手くできない・・・なんてこともあると思います。
特に高齢者の方は死活問題ですよね。実は僕も少し前に両親がスマホを使いたいと相談してきたのですが、やはり「操作を覚えるのは大変だし何かあったら困る・・・」と言われたのです。
確かに当人からすればイザと言う時に使えなくなったら大変ですからね。特に緊急時にそんなに落ち着いて操作できる保証はないですし、長年使ってきたガラケーの方が安心という気持ちはあるのでしょう。
ですが、2台持ちの場合はそういうことはありません。
最悪の場合でもガラケーは使えるので電話だけはできます。タブレットの使い方がよく分からなくなってしまってもガラケーさえ使えればなんとかなるでしょう。
スマホを少し使ってみたい人や高齢者の方にはあえて2台持ちをおすすめしたいです。そのまま上手くいきそうなら格安スマホ1台にしても良いわけですしね。
ガラケーがなくなってガラホになっても平気?
さて、巷ではガラケーがなくなるという話がありますね。
今後はガラケーではなくガラホにシフトしていくようです。
そうすると2台持ちはどうなるのか・・・となりますが、ガラホは今のところガラケーと同じ料金プランになっているので、ガラケーとして使うのであれば問題なしです。
色気を出してガラホでもLINEがしたいとかネットがしたいとか言いだすと大損することになるので注意ですが・・・。
ガラケー(ガラホ)は通話のみでLINEやネットはタブレット、この大方針さえ守れれば大丈夫です。
おすすめのタブレット
最後におすすめのタブレットを紹介します。
2台持ちの場合はなるべくタブレットを持ち歩くスタイルとなりますので、基本的には7インチがおすすめです。それ以上だとさすがに重くて大変だと思います。
また、外出先でも使うのでSIMカードスロットがあるタブレットを選びましょう。よく分からなければ下記のおすすめタブレットを購入するか、お店で「SIMフリー端末であるか」を聞いてください。
あとは価格や見た目で選べば良いのではないでしょうか。
Andoroidなら「ASUS ZenPad 3 8.0(Z581KL)」
AndoroidタブレットならZenPad 3 8.0がおすすめです。
このタブレットはASUSという会社が販売しています。
あまり聞いたことがないかもしれませんが、この会社はパソコンのパーツの開発などを行っており、日本メーカーのパソコンもこの会社なしには造ることができません。品質は十分と言うことです。
画面のサイズは7.9インチで価格も3万円程度とかなりリーズナブルになっています。
電池の持ちも良く、一回の充電で2日くらいは使うことができます。スマホだと1日で電池切れになってしまうこともあるのでこれはとても助かります。
iOSなら「iPad mini 4(wifi-cellular)」
iOSを使いたい場合はiPadminiになります。
外出先でも通信できるモデルである「wifi-cellular版」の価格は60800円~と高めですが、やっぱりデザインは良いですし大きさの割に薄くて軽いです。
画面は7.9インチなので先ほどのZenPadと同じ大きさですが、解像度も高くとても見やすい画面になっています。
iPad miniのcellulat版は主に公式通販サイトから購入することができます。
おすすめの通信サービス(格安SIM)
続いて通信サービスの選択です。
これはとにかく安く済ませるか、回線の安定性やサービスをとるか、になります。
基本的には格安SIMを使ってコストを抑えるのが良いので、タブレットはアマゾンなどで購入し、格安SIMもネットで契約すると良いでしょう。
とにかく安いのが良いならDMMモバイル
まずはとにかく安くしたい人向けのDMMモバイルです。
データ通信料は1GBで630円、3GBで850円と格安です。ドコモの回線を使っているのでサービスエリアも広く、大きく不自由することはありません。
僕も数か月使ったことがありますが、都内の満員の通勤電車などだと通信速度がかなり遅くなるものの、安いのでしかたないかと満足できるレベルでした。
スマホやタブレットをセットで買うこともできます。
また、DMMモバイルは格安ですが大手と同じように月500円で端末補償のオプションもあります。しかも、大手よりも充実しており故障したら無料で新品と交換です。格安と言いながらも実はサポートも良いのです。
とにかくコストを抑えたい人にはおすすめです。DMMモバイルを是非確認してみてください。
通信速度と安定性を求めるならUQモバイル
格安スマホは速度がイマイチと聞いた・・・なんて人はいるんじゃないでしょうか。
そんな人には「UQモバイル」がおすすめです。
UQモバイルはauの格安系サービスになります。auの後ろ盾があるので大手じゃないと不安な人でも安心ですよね。
データ通信料は3GBで980円と格安系では平均的な価格です。タブレットは先ほど紹介の通りAmazonなどで買うとして、月々980円で利用することができます。
特長は格安系サービスの中でも「速度が安定していること」と、「大手会社と同等のプランが月々1980円」ということでしょう。
速度に関しては非常に定評があり、地域によってはドコモやauやソフトバンクといった大手会社を上回る速度をたたき出すこともあるようです。
特に東京の都心などで混雑が心配な人は「UQモバイル」がオススメですね。
実際に2台持ちにする場合の契約例
一通り紹介が終わりましたので、具体的に2台持ちにする場合の契約例を紹介しましょう。
まずはガラケー側の契約を決める
最初はガラケーの契約です。
こちらは今使っているスマホの会社でガラケーへ機種変更すればOKです。
例えばドコモならFOMAのバリュープランとかですね。
家族以外にあまり電話をしないのであればタイプSSバリューで良いでしょう。電話をたくさんするのであればカケホーダイにした方が良いかもしれませんので、自分の電話の使い方によって選びましょう。
タイプSSバリューにする → 934円
カケホーダイにする → 2200円
i-modeなどを使いたければ追加で+300円になります。
自分がどんなプランで契約すれば良いのか迷う人はこちらの記事も参考にしてください。
【参考】>>ドコモのガラケーの料金プランはカケホーダイがおすすめ?FOMAプランが良い?
次にスマホorタブレット側の契約を決める
続いてスマホやタブレットの契約を決めましょう。
ここでは今まで使っていたスマホをそのまま使っても良いですし、新しいものを買っても良いです。
回線の契約はドコモとはしないので、ここではDMMモバイルにしてみます。
DMMモバイルだと、料金は下記の通りです。電話はガラケーでするので、スマホ側はデータSIMで構いません。
1GB:590円 3GB:850円 5GB:1210円
例1:あまり電話しないしネットもしない
ガラケー側は934円
スマホ側は850円(3GB)
合計で1784円です。
例2:あまり電話しないがネットはそれなりに使う
ガラケー側は934円
スマホ側は1210円(5GB)
合計で2144円です。
例3:電話はたくさんするしネットもそれなりに使う
ガラケー側は2200円
スマホ側は1210円(5GB)
合計で3410円です。
ドコモ利用者の節約には「ドコモ口座」の利用もおすすめ
というわけで、2台持ちの節約について書いてきましたが、携帯をドコモで使っている方には「ドコモ口座」の利用もおすすめです。
ドコモ口座とは、ドコモが運営している電子マネーのサービスです。
電子マネーなので予め銀行のATMやコンビニで入金しておくと買い物の支払いに使うことができます。また、入金をし忘れてもあとでドコモの携帯やスマホ料金と合わせて支払うことも可能です。
最大の節約ポイントは、ドコモ口座の【キャッシュゲットモール】というサービスです。
キャッシュゲットモールを経由してネットショッピングをすると、現金がドコモ口座にキャッシュバックされるという仕組みです。
例えば、モールを経由して楽天を使うと、1%の現金がキャッシュバックされます。宅配ピザのピザーラを利用すると4%の現金がキャッシュバックされます。
それぞれのお店は数%のキャッシュバックですが、ネットショッピング毎に利用すれば相当なお金が貯まるというワケです。
他にも、生協の資料請求で640円のキャッシュバックなど、積極的に稼ぎにいくことも可能です。
銀行預金の利息が0.01%の時代ですから、買い物の度に数%も貯まるってお得ですよね。
ドコモ口座キャッシュゲットモールは無料で利用できるので、登録しておいて損のないサービスになっています。
まとめ
それではまとめです。
- 2台持ちは料金が安い
- 電話しながらネットができる
- キャリアのメールアドレスが使える
- スマホと比べて依存しにくい
- 持ち運びはかなり面倒
- ガラホになってもガラケープランにすれば問題なし
2台持つのは少し面倒ですが、それだけのリターンはあってかなりの節約になります。また、スマホが初めての人やガラケーに慣れ親しんだ人でもスムーズにスマホ移行できます。
ガラケーからスマホへの移行に躊躇している人には特におすすめです。