出張の多いサラリーマンの皆さんは、新幹線ってけっこう乗りますよね。
特に東海道新幹線は平日でもサラリーマンをたくさん見かけます。
僕も一昨年は東京と大阪を月に2回くらい往復していたのですが、せっかくなのでお得に乗れないか調べて安い方法を使っていました。僕の会社では正規料金を現金支給なので自分が節約すればお得になるってわけですね。
他所の会社の方と話すと、地方によって固定で金額が決まってたりする会社もあるようなので、その辺は個人の事情に合わせてうまく節約を考えると良いのかなと思います。
今回は、東京から新大阪の新幹線にお得乗る方法を紹介したいと思います。
基本的に日帰りを想定していますが、泊りがけだと選択肢が増えます。
それは改めて紹介することにしましょう。
もちろん観光の場合でも安く乗れるのでオススメですよ。
東海道新幹線の正規料金
まず最初は東京から新大阪までの正規の料金からですね。
自由席、指定席、グリーン車の料金は下記のとおりです。
座席 | 料金 |
---|---|
自由席 | 13620円 |
指定席 | 14450円 |
グリーン | 19230円 |
新幹線は便利なんですが夜行バスやLCCなどと比べるとけっこう高いんですよね。
確かに快適だしすぐに乗れるので妥当っちゃ妥当なのかもしれませんが。
ちなみにシーズンによって200円高くなります。繁忙期は高くなる設定ですね。
さて、ここからどのくらい安くなるのかがポイントになってきます。
金券ショップを使う
よく言われるのは金券ショップですよね。
金券ショップでは、新幹線の回数券などがバラ売りされています。
指定席しかないのですが、普通に買うよりは少し安いです。
値段は多少変動するのですが、だいたいこんな感じ。
座席 | 料金 |
---|---|
自由席 | - |
指定席 | 約13600円(-850) |
グリーン | 約18900円(-330) |
多少は安くなるって感じでしょうか。自由席の値段で指定席に乗れるようなイメージです。
ただし注意点があります。
切符を金券ショップで買った後、座席の指定手続きをする必要があります。座席の指定ができるのは、駅の窓口か券売機です。
ここで乗車する列車と、座席を指定し、そのチケットを改札に通せば乗ることができます。座席を指定しない場合は、そのまま自由席を利用することができます。
でも、自由席に乗るなら普通に買っても大差ないです。
つまり、金券ショップで買った後に窓口か券売機に行くことになります。
それほど安くない割に、少し手間がかかるのが難点です。
エクスプレス予約を使う
東海道・山陽新幹線には、エクスプレス予約というJRが運営しているサービスがあります。
携帯電話やパソコン、スマートフォンを使って東海道・山陽新幹線の指定席の予約・変更ができます。
早い話が、ネットで新幹線の予約ができるってことです。
予約タイミングによっていくつか料金プランがありますが、基本は「EX予約サービス」というものになります。「EX予約サービス」の東京-新大阪の料金は下記のとおりです。
座席 | EX予約の料金 |
---|---|
自由席 | - |
指定席 | 13370円(-1080) |
グリーン | 18140円(-1090) |
また、乗車日の21日前までに予約をするとさらに割引になる「EX早特21」というのもあります。朝6時台、昼11時~15時台に出発する「のぞみ」の指定席がお得になります。
座席 | EX特割21の料金 |
---|---|
自由席 | - |
指定席 | 11000円(-3450) |
グリーン | なし |
時間が限定されていますが、3500円も安くなるのはお得です!
また、2名以上の家族で旅行する時に使える土日専用の「EXのぞみファミリー早特」というのもあります。乗車日の3日前までに予約すると「のぞみ」の指定席とグリーン車が割引になります。
座席 | EXファミ特の料金 |
---|---|
自由席 | - |
指定席 | 12340円(-2110) |
グリーン | 14400円(-4830) |
土日だけですがこちらもなかなかの割引ですね。
平日なら「EX早特21」を使い、休日の旅行には「EXファミ特」を使うのが良さそうです。
注意点は、年会費1000円がかかるということです。割引が大きいのですぐに元はとれます。
ぷらっとこだまを使う
最後に紹介するのがぷらっとこだまです。
これは普通の切符ではなく、パッケージツアーになります。ツアーと言っても、片道切符とドリンク引換券がセットになっているツアーです。
名前の通り、「こだま」です。「のぞみ」ではなく「こだま」です。
気になる料金はこちら。
座席 | 料金 |
---|---|
自由席 | - |
指定席 | 10500円(-3950) |
グリーン | 12000円(-7230) |
さすがこだまというべきか、とんでもない安さですね。特にグリーン車はまさに格安です。
ただ、「こだま」なんです。東京-新大阪だとけっこうな時間がかかります。「のぞみ」は2時間30分くらいですが、「こだま」は4時間4分もかかります。
乗ってみると分かりますが、駅に止まるたびに後ろから来るのぞみにどんどん抜かれます。駅によっては20分くらい止まっていたりします。そんな調子で4時間かかるというわけです。
とても安いですが、時間がかかることがデメリットです。
出張なら「ぷらっとこだま」のグリーン車がおすすめ
ということで3つ紹介しました。
個人的には仕事で乗るならぷらっとこだまのグリーン車をおすすめしています。
こだまの最大のデメリットは時間がかかることです。長い時間をどうやって効率よく使うかがポイントになります。
グリーン車の良いところは、快適なのはもちろんですが、全ての座席にコンセントがあること。出張でノートパソコンを持っている人は多いと思います。
静かで快適でコンセントが使えるというのは仕事をするのにとても良い環境です。もちろん、椅子はゆったりですし足も延ばせるので、4時間寝ていてもOK。
しかも、あんまり隣に人が座ることがないので遠慮なく過ごせます。さらに、ドリンク引換券があるので飲み物までついてきます(ビールも飲めます)。
ということで、意外と4時間は苦にならないのです。
まとめ
それでは紹介した内容を並べてみましょう。
自由席 | 指定席 | グリーン | |
---|---|---|---|
正規料金 | 13620 | 14450 | 19230 |
金券 | - | 13600 (-850) |
18900 (-330) |
金券 | - | 13600 (-850) |
18900 (-330) |
EX予約 | - | 13370 (-1080) |
18140 (-1090) |
EX特割21 | - | 11000 (-3450) |
- |
EXファミ特 | - | 12340 (-2110) |
14400 (-4830) |
ぷらっと こだま |
- | 10500 (-3950) |
12000 (-7230) |
こうして見ると「ぷらっとこだま」が群を抜いて安いですね。
時間はかかるとは言え、往復で7000円くらいの差があります。
ただ、のぞみに乗れる「EX特割21」と500円差です。家族旅行などでは「EX特割21」や「EXファミ特」にすべきですかね。
のんびり駅弁でも食べながらの旅であれば「ぷらっとこだま」で良いでしょう。
なんにしても選択肢があるというのは良い事なので、移動の際には色々検討してみください。