これだけスマホが普及しても、まだまだガラケーを使っている人は多いですよね。
かく言う僕もその一人です。
やはりガラケーの方が電話はしやすいですし、なにより料金が安い!
スマホに毎月6000円とか7000円とか払ってられませんよね。ガラケー+格安スマホなら毎月2000円くらいで済みます。
しかし・・・
このガラケーがついに生産終了とのニュースが流れました。
目次
2017年以降にガラケーが生産終了?!
2016年も春の暖かさを感じることができるようになった今日この頃。
今週の週末の話題をさらったのがこのニュースです。
パナソニックなど日本の携帯端末メーカーが独自の基本ソフト(OS)を載せた従来型携帯電話、通称「ガラケー」の生産を2017年以降に中止する。
そう、いよいよガラケーの生産終了です。
最近はもうガラケーよりもスマホの方が出荷台数も多いので、そのうち来ると思っていましたが、いよいよ終わりが来てしまいました。
携帯電話が普及してからかれこれ20年近くになりますが、いよいよ時代の終わりって感じですね。
高校生の頃に二つ折りのケータイ(Nシリーズとか)を手にしたときは誇らしかったな・・・なんていうおじさん発言を理解してもらえる日々も来なくなってしまいそうです。
2017年というとあと2年ですから、純粋なガラケーを入手したければあと2年で新調しておくべきかもしれませんね。
今後は形はガラケー、中身はスマホの端末にシフトする
さて、ガラケーが生産終了とは言っても、いわゆる電話っぽい形をした端末というのは根強い人気があるのも事実です。
このため、実際には見た目はガラケーの形をしたスマホは継続して発売されるようです。
スマートフォン(スマホ)の普及が進み、ほぼ日本だけで通用する従来型携帯は開発が重荷になっていた。コスト削減のため、開発する全端末のOSをスマホの標準である米グーグルのアンドロイドに統一する。
確かにコスト削減という点でいくと、独自の製品を作り続けるのはお金がかかるのでメーカーとしては当然の選択であるとも言えます。
ただ、これはガラケーでもなんでもありません。
独自のハードに独自のOS(中身)があってこそのガラケーなので、どちらかが欠けてはそれはもうガラケーとは呼べないものでしょう。
実際に、ガラケーの見た目で中身がスマホの携帯電話は既に発売されていて、「ガラホ」なんて呼ばれています。
では、実際にガラケーを使っている人はガラホで我慢できるのかってことですよね。
僕がガラケーを使い続けている理由
そもそも、ガラケーを使い続けている人ってどんな理由があるのでしょうか。
僕の場合は大きく2つの理由があります。
料金が安い
まずは最大の理由、料金が安いことです。
僕はドコモのケータイを契約していますが、2年契約で980円とiモード300円です。つまり1000円ちょっとくらいの料金です。
これがスマホだったら最低でも6500円ですから、どれだけ安いかが分かりますよね。
僕は月980円の格安スマホと2台持って生活しています。合計2000円くらいです。
「電話かけ放題」という名の割高プランを強制させられることもないですし、無料通話分の通話時間で十分にやりくりできてしまいます。
お金の持ちの方は月々6500円以上もスマホに使えますが、僕みたいに貧乏な場合はそんな贅沢はできないのです。
また、本体も7万円8万円もするスマホに比べれば1万円2万円程度なのでリーズナブルになっています。
電池が長持ち
2つ目の理由は、電池が切れにくいことです。
最近はスマホも電池の持ちがよくなりましたが、それでもガラケーに比べると電池の減りは早いです。
電話はいざと言う時に使えないと困りますし、充電を忘れてしまうこともあるので電池が長く持って悪いことは一つもありません。
僕の場合はそもそも電話にしか使わないので1週間くらいは充電しなくてもなんとかなるレベルです。
これはスマホにはない大きなアドバンテージと言えません。
まぁ会社のパソコンにつなげて充電してしまうという技を使ってる人も見かけますが、本来的にはあんまり良いことではありませんしね。
料金プランがどうなるのかが問題
さて、ガラケーが生産中止になることによって最も気になるのは料金プランがどうなるかです。
先ほども書いた通り、ガラケーの良さは料金の安さにあります。
使い勝手ももちろんなのですが、この料金プランがどうなるのかというのが最大のポイントというわけです。
いくら電池の持ちが良くても、料金がスマホと同じになるとガラケーを選ぶ意味はあまりなくなってしまいます。
例えガラケーが生産中止になったとしても、料金プランはそのまま残るような方針にしてもらえると良いなと思っています。
この参考になるのが、既に発売されているガラホです。
ガラホになると料金はスマホと同じになってしまう?
ガラホというのは、ガラケーの見た目で中身がスマホの携帯電話のことです。
既にauから発売されており、ドコモからも今年の夏には発売されるようです。
問題なのは、その料金です。
auのプランでは、基本的にはスマホと同じ料金体系で、「スタート割」で4年間毎月1000円を割り引いてくれるそうです。
ということで月々5500円かかります・・・。
今のガラケーは1000円ちょっとですからその差は歴然・・・。
他にも、中身も料金もスマホなのにGooglePlayストアが利用不可なのでアプリは使えないという大きなデメリットもあります。
何がしたいのかよく分かりませんが、消費者にとって安くてコスパの高いガラケーを廃止して、料金が高くて儲かるガラホを使ってもらおうとしていることだけは確かのようですね。
現在ガラケーを使っている高齢者が、後継機としてのガラホを勧められるままに契約して法外な料金を取られる様子が目に浮かびます・・・。
追記:ドコモはガラケーを続けるとは言うけれど・・・
2015年4月28日にNTTドコモの2014年度決算発表がありました。
質疑応答では、ガラケーの製造終了に関するNTTドコモのスタンスについての話題があったようです。
ドコモとしては「お客様にとってのフィーチャーフォンはずっと続けていきたい」との回答だったとのこと。
続けて「Androidなどこれまでのフィーチャーフォンとは異なるOSを搭載した端末となる」と説明したようです。
ということで、やはりガラホに移行するのは間違いなさそうですね。料金プランは据え置いてくれることを祈るばかりです。
ガラケー据え置きということで歓迎の声もあるようですが、今のFOMAの料金プランをそのまま使う可能性って凄く低いと思うんですよね・・・。
追記2:ドコモのガラホはガラケー料金との発表!
NTTドコモは2015年5月13日、夏商戦向けモデルを発表しました。
その中で注目だったのはガラホです!
もちろん電話そのもはどうでも良いのですが、気になる料金プランは従来のガラケーと同じとのこと。
つまり、少なくとも料金面においてはこれまでのガラケーと同じように使うことができるということです。
実際の使い勝手はまだ分かりませんが、これはガラケー利用者には朗報ですね。
追記3:ドコモのガラケーの出荷は2016年内で終了
2016年11月2日、NTTドコモは「iモード」に対応した携帯(ガラケーのこと)を年内をめどに出荷終了し、在庫販売だけにとどめると発表しました。
今後はいわゆるガラホ(スマホと同じで中身はAndroid)のみの販売となるようですが、残念ながら料金プランは昔のガラケーとは異なるものになります。
スマホと同じように「カケホーダイ」と「パケットパック」を組み合わせる形の契約になりますので、人によっては今のガラケーから乗り換える時に料金が上がってしまうかもしれません。
ガラケー利用者としては今のガラケーが壊れないことを祈るばかりです・・・。
ガラケー使いは格安スマホへの乗り換えを準備すべき
それでは対抗策はないのかというと、そうでもありません。
それは、機を見て格安スマホに乗り換えることです。
スマホへの抵抗はあるかもしれませんが、遅かれ早かれガラホ時代が到来します。
ガラホは見た目がガラケーの形をしているだけでガラケーではありません。
それならばスマホでも同じことですし、料金もスマホと同じなのであれば、もはやガラホを使うメリットはありません。
だとすれば、せめて料金だけはガラケー並みの格安スマホへ切り替えるべきです。
格安系のサービスだと、「UQモバイル」がおすすめです。
UQモバイルはauの格安系サービスになります。auの後ろ盾があるので大手じゃないと不安な人でも安心ですね。
特長は「通話込みのプランが充実していること」と、格安系サービスの中でも「速度が安定していること」です。
2017年2月から始まる「おしゃべりプラン」は、月々1980円で5分以内の通話し放題でデータ通信2GBでスマホ本体も手に入るサービスです。ドコモやauやソフトバンクだと同じプランでも5000円以上しますから半額以下ということになります。
また、格安系サービスの中では速度が安定して高速であることで評判です。地域によってはドコモやauやソフトバンクといった大手を上回る速度をたたき出すこともあるようです。
サービスは変わらずに年間で数万円もの節約になるので魅力的ですよね。
料金が高いからという理由でスマホへの移行を躊躇していた人には「UQモバイル」がオススメです。
まとめ
というわけで、ガラケー終了のニュースでした。
簡単にまとめてみましょう。
- 2017年以降にガラケーは生産終了予定
- 今後はガラケーの代わりにガラホへ?
- ガラホはスマホと同じ料金の可能性が高い
- 料金がスマホと同じなら、格安スマホへ移行すべき
ガラケー使いとしては今後の対策を考えていかなければなりませんね。
僕は最近ガラケーを新調したばかりなのでしばらくはこのままでいくつもりですが、みなさんもしっかりと検討して大手会社にぼったくられないようにしましょう。