株とFXで2270万失った男の本気節約術

株とFXで2270万失った男が、借金返済に成功した本気の節約術や小遣い稼ぎの方法を記録していくサイトです。

ゆうちょ・かんぽ・日本郵政の3社上場で大損しないために

      2015/09/22

最近テレビを見ていると、郵政の3社が上場するというCMがよく流れていますね。

ネット上でも株関連のニュースなどを見ていると上場する時に買う方法だのおすすめの証券会社だのを紹介しています。まさにお祭りの雰囲気といったところです。

何が凄いって、IPOに当選すれば絶対儲かるみたいな話が多いことです。

確かにIPOを狙うのは普通に売買するよりも素人にとっては勝率は高いと思います。

ただ、何事もあんまり調子に乗るとロクな目に合わないぞ、と思うのです・・・。

スポンサーリンク

郵政3社って?

そもそも今回話題になっている郵政3社ってなんなのでしょうか。

詳しい内容はテレビとか雑誌とかネットとかで色々あるので、簡単に説明します。

まずは、郵便局が民営化するという話が昔あったのを思いだしてください。

日本郵政公社という大きな国営の団体を「日本郵政グループ」として民営化しました。親会社である日本郵政と、郵便事業、郵便局、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の4社で構成されています。

今回の郵政3社と呼んでいるのは、日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の3社です。ようするに、郵便事業と銀行と保険という3つの柱でそれぞれということになります。

この巨大グループの3社が東京証券取引所に上場するということで話題になっているのです。

どんな会社なのかそれぞれ見ていきましょう。

日本郵政

日本郵政は親会社なので、郵便も銀行も保険も・・・といったところなのですが、銀行と保険はそれぞれ上場するので、実質的に残りの郵便の部分ということになります。

郵便は分かりやすいですよね、ようするに郵便配達をやっているところです。ハガキとか封筒の配達はもちろん、「ゆうパック」も有名です。

会社として見ていくと、今のところ「ゆうパック」事業は赤字が続いていて、ハガキや封筒などの郵便物の引き受け件数もインターネットの普及などによって減少が続いています。

また、宅配便という業界はヤマト運輸と佐川急便の二社で80%という圧倒的なシェアを占めているので、今後も苦戦が続くと思われます。

そういう状況でどうやって収益を上げていくのかが課題であると思います。

ゆうちょ銀行

続いてゆうちょ銀行です。

ゆうちょの口座は持っている人も多いのではないでしょうか。預貯金の残高は177兆円程度ということで、民間の銀行で最大の三菱東京UFJ銀行(120兆円)の1.5倍の規模を誇ります。

ただ、もともと国営だった影響で民間の銀行と比較すると色々な業務制約があります。例えば、リスク資産への投資などに制限が多いため、せっかくの177兆円も上手く活用できていません。

このあたりの制約の中でどのように収益を上げられるのかが課題であると思います。

かんぽ生命

最後にかんぽ生命です。

こちらも郵便局で入る生命保険としてなじみがある人は多いと思います。最近だと学資保険の「はじめのかんぽ」が有名ですかね。

少子化が進んでいることもあり、国内の生命保険の事業の見通しは厳しいので契約残高や収入は右肩下がりの傾向が続いています。

また、かんぽ生命もゆうちょ銀行と同じように業務の制約がありますので、その制約の中でどのように収益を上げられるかが課題です。

どうして騒ぎになっているの?

ということで、簡単に郵政3社を紹介しましたが、どうしてそんなに話題になっているのでしょうか。

それはやはり昔同じように国営から民間になって上場したNTTの歴史が挙げられると思います。

NTTの時は売り出し価格が120万円で、上場初日は買いが殺到して値がつかず翌日ついた初値が160万円。

初日でいきなり40万円の儲け。

2か月後には318万円まで上がったので200万円近く儲かる結果となりました。もちろん、当時はバブル経済だったのであんまり参考にはなりませんが、夢のある数字ですよね。

これを見るとなんだか今回も祭り気分になってしまう人もいるのかもしれません。というよりも、そうしたお祭り状況を作り出して多くの人に買ってもらおうとしている証券会社の作戦もあるんだと思います。

お祭りにすれば証券会社は儲かりますし投資関連のメディアも間接的に利益を得ることができます。

ちなみに、過去に大きな国営企業が民間になって上場した場合はこんな結果でした。売り出し価格と、売買初日の価格の割合です。

  • NTT:+33.7%
  • JR東日本:+57.9%
  • 日本たばこ産業(JT):-16.8%
  • JR西日本:+0.8%
  • JR東海:+6.7%

こうして見ると、NTTやJR東日本は初日で物凄い価格がついたことが分かります。逆にJTは爆死していますね。総じてみれば確率的には大失敗する可能性は低いのかもしれません。

売り出し価格は低め

今回のIPOは売り出し価格が低めなのも話題になっていますね。

売り出し価格というのは、株の最初の値段になります。最初のタイミングで買う人には売り出し価格で販売しますが、そこからは市場で売買されて価格が決まるイメージです。

例えば、ゆうちょ銀行は売り出し価格が1400円です。

株価指標の観点だけ見ると、他のメガバンクよりも低い価格設定になっています。

例えば、メガバンク(MUFG・SMBC・みずほ)のPBRは0.7くらいであるのに対して、ゆうちょ銀行は0.5くらいです。

PBRと言うのは、「現在の株価は純資産に何倍のプレミアムがついているか」という指標です。簡単に言えば、その会社が持っている資産と全ての株を合計した価格の割合になります。

例えば、資産1000万円の会社が、100株の株式を発行しているとしましょう。1株あたりの価格は単純計算をすると1000万円÷100株で10万円です。

この1株を現在いくらで買えるのかということです。PBRが0.7なら7万円ですし、PBRが0.5なら5万円です。

つまり、PBRが低いということは現在の株価は割安である可能性が高いということです。

ただ、PBRが低いというのは、今後資産が減っていくと言う予想がされている場合もあります。例えばさっきの例で資産が300万に減ってしまうと、1株あたりは3万円になりますので、5万円で買っていたら大損ですよね。

ゆうちょ銀行は1400円で売り出しますが、PBRを踏まえると2000円を越えてもおかしくはありません。あえて安く売り出す理由があるはずですが、割安な可能性が高いのは事実であると思います。

配当は高め

また、配当が高いというのも話題になっているようです。

来年以降の配当利回りはゆうちょ銀行で3.5%、かんぽ生命で3.0%くらいを目指しているようです。他にもそのくらいの配当がある株はありますが、全体としては高い方です。

例えばメガバンク(MUFG・SMBC・みずほ)は2.5~3.0%くらいになっています。配当狙いとして考えると、選択肢にいれるのはアリかもしれません。

ただ、言うまでもないですが配当が高くても株自体が値下がりしてしまってはあまり意味がないので、その辺は注意が必要です。1万円もらって喜んでいる傍で10万円損してたら本末転倒ですからね。

また、本当に将来が明るい会社は配当なんて出さなくてもみんなが株を買いたくなるものです。配当が多いというのは、そうしないと買ってくれないという自信の無さとも読めることを忘れてはいけません。

ただ、そうは言っても超大企業になりますので最悪な事態にはなりにくいと思いますから、他の会社と比較すれば購入するのもありかもしれませんね。

世界経済は暗転している

さて、郵政3社の情報はそんなところですが、世界経済はどうでしょうか。

これだけの規模の会社になると、世界経済の影響を無視できません。

この夏は中国発の世界同時株安などありましたから日本もダメージを負いましたね。

まだまだ中国は隠し玉を持っていそうですし、アメリカは利上げするかしないかというタイミングですし世界経済はしばらくは不安定になりそうです。

この状況で株などのリスク資産を購入するというのはかなりのチャレンジであることを忘れてはいけません。

確かに郵政三社は大規模で安定している会社なのですが、世界全体から見ればそんなものはたかが知れています。世界のトヨタだってリーマンショックの時は例外なく売りこまれてます。

購入するのであればその辺りを覚悟しておく必要があります。

もちろん、僕の場合は株やFXで痛い目を見ているので明らかに穿った見方をしていると思います。なので人によっては「アベノミクスバブルで儲かるに決まってるのに何言ってんだコイツは?借金してでも買うべき」と思う人もいるでしょう。

確かに2013年から2015年夏まではどのタイミングで買っても儲かるボーナスステージでしたから、反論のしようがありません。

ただ、世界の流れを無視して投資するというのは非常に危険だと思っているので、そこは注視すべきと考えています。

結局どうすれば良いのか

それでは結局どうすれば良いのでしょうか。

どちらにしても絶対に儲かる、損するということは誰にも言えません。

ただ、重要なのはどんな狙いで購入するのかです。

暴騰で大もうけできる?

まずは1発逆転宝くじ的に買う場合です。

今回もNTTの時のように物凄く値上がりする可能性はありますし、そういう記事もありますね。仮に暴落しても紙切れになるわけではないので、ちょっと当たる確率が高い宝くじと思えば検討対象に入りそうです。

とは言え、郵政3社の事業の未来が明るいかと言うと、個人的にはそうは思わないので良い値段がついたらすぐに売って換金してしまった方が良いのではないかと思います。

売り出し価格で買って初日に売り逃げるのであればそうそう損することはないと思います。

配当狙いなら損をしない?

既に書いた通り、配当が3%とか5%とか言われています。

銀行に預けてもほとんど利息がつかないこの状況ではかなり魅力的ですよね。

しかし、世界経済が不安定な今の状況の中で配当狙いで買うというのはオススメしません。そろそろ日本株も頭打ちか?という状況なので、どちらに転ぶかハッキリしてからでも遅くはないと思います。

年間で数%をとりにいくのにわざわざ思い切ったチャレンジをする必要はありませんし、株価が落ち着いてから買っても十分なはずです。

そもそも、配当狙いで持つのであれば、5年前に高配当の銘柄を買っておくべきなんです。当時は文字通り格安バーゲンセール中だったわけですからね。それをスルーしてこの祭りのタイミングに乗っかるというのはチャレンジャーだなぁと思います。

どうしても買いたいのなら目的をハッキリすること

ということであんまり購入に対して前向きではないことを書いていますが、購入を考えるのであれば目的はハッキリすることが重要だと思っています。

例えば、配当狙いと言いながら最初にIPOで飛びつくというのは、心のどこかで暴騰を期待しているからです。本当に配当狙いならどーんと下がったところで仕込んだ方が良いはずですからね。

しかし、世の中そんなに甘くはありません。自分の都合のいいように物事が進むわけではないので注意が必要です。

次の金融危機が来て暴落してから買い進めればその後数十年間安心して配当を受け取れるんです。数%のためにチャレンジして爆死するリスクをかぶる必要はありません。

そもそも、配当が本当に高い保証もありません。

暴騰を狙う場合も同じです。

NTTの時も、暴騰したあとに調子に乗って売買を進めて爆死した個人投資家がたくさんいたそうです。その後にバブル崩壊しましたからね。

狙い通りにいった時点で利益を確定して撤退するようにすれば、そこからさらなる儲けはなくなりますが、爆死することもありません。

結果に流されてなんとなく売買するのではなく、目的を決めて慎重に見極めることが大切だと思います。

 まとめ

それではまとめです。

  • 日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の3社が東証に上場する
  • 過去の民営化企業の株はかなり儲かって話題に
  • 他の大企業と比べると売り出し価格は低め
  • 他の大企業と比べると配当は高め
  • 世界経済の影響は大きく受けるので慎重に
  • 購入する場合は目的をはっきりすべき

ここのところ良いニュースがありませんが、日本市場にとっては今年一番の大きなニュースです。普段株を買っていない人も参入しそうなので盛り上がっていきそうな雰囲気ですね。

市場がポジティブになること自体は日本経済にとって良い事なので嬉しいのですが、個人がお得なのかというのは別問題なので慎重に考えていきましょう。

ちなみに僕は買いません。

儲かる儲からない以前に借金返すのが先なので・・・。

 - お金

スポンサーリンク
スポンサーリンク

  関連記事